アマゾンを飛ぶ。その3

としみん

2010年08月12日 07:10

火曜日。
2月2日生まれのわし。
パリンチンスのホテルは222号室。
ボアビスタのホテルは202号室だった。なんか嬉しいね。



朝9時30分にロビー集合。その前に朝食だわ。
チーズ入りタピオカにポンデケージョ、そしてスーコ・デ・グラビオラちゅう
アマゾンのフルーツのジュース。身体によいんだと!



福田さんのお話を聞きながら朝食をとる。
お父さんが1世、お母さんが2世という彼は、まだ日本に行ったことはないのだという。
ビラ・アマゾニアに行った話をしたら
ブラジル移民の中でも最も苦労されたのがアマゾン移民だろうと言っていた。

地元の大学内にある『ロライマ日本文化学院』を目指す。
福田さんによると、ここボアビスタには日系家族が100家族。
そのうち日本語や日本文化に関心があるのは30~40家族。
福田さんはふだんアメリカの農業関連の企業に勤めているのだが
奥さんとともにこの地の日本語教育や日本文化の普及に努めている。



日系団体ANIR(ロライマ日伯協会)のバックアップで2年前にスタートした
日本語教室がロライマ日本文化学院である。
JICA青年ボランティアのこと子さんの努力もあり、
現在は教室運営も順調に行われているが、立ち上げ時は苦労もあったようだ。



5人いる先生の一人フランシスコさんは
なんと自力で日本語を勉強し3級程度の力を持っている。自力ってのがすごい。



教室には生徒たちの作品も飾ってあったよ。



カリキュラムや教材についてそして生徒募集や教室運営について
先輩ボランティアであること子さんにいろいろ伺った。
とにかく明るいネガティブな面をまるで見せないこと子先生なので
生徒からの信頼も厚く、若い先生からも慕われているのがわかる。


この日の昼ご飯は現地の先生や生徒たちとともにポルキロ。
ボアビスタのポルキロ、とにかく魚が美味い!

リオ・ブランコのほとり、2500ヘクタールの広大な土地で
米作りをされている市川さんもいらっしゃった。



この写真の奥のほうが市川さんの田んぼなのだが
今は雨季で水没中なんだって。



実は、フランシスコさんは筋金入りのメタルフリークだった!
もう一人の友達マサミくんと超マイナーなバンドの名前を
バンバンあげて「これ知ってるか?」「このシンガー好きか?」と
尋ねてくるのがかわいい。
「トシミさん。アイアンメイデンのトルーパーは本当にかっこいいと
思います。*アエロスミッチも好きです。」とかね。

*エアロスミスのこと。ブラジルではアエロスミッチなのだ。

こと子先生が1年間築きあげてきたものは日本語教室の運営だけでなく
現地の人たちとの強い信頼関係なんだな。



11月4日から7日までボアビスタで日本文化週間というイベントが行われる。
ロライマ州で一番大きな日本のイベントなのだ。
もちろんわしもお手伝いにいくつもりだよ。約束したもんね。

食事の後、空港に直行。
「歌とギターを聞きたいデス」というフランシスコさんのリクエストに応えて
空港の待合ロビーでプチライヴ。こと子さんもMr.BIGやらEagles好きなんだと。

みなさんに再会を誓いマナウス行きの飛行機に乗った。
東さん爆睡。

というわけで超有意義な出張だったずら。
「友達100人できるかな?」
「ええできますとも!」みたいな勢いだったな。
みんなありがと!感謝してます。

ほんの2週間前は
「はじめまして。よろしくおねがいしマナウス。」
だったのが、今回は
「帰ってきました。ただいマナウス。」だわ。


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