パリンチンス再び。(黒ハゲタカの日)

としみん

2010年09月23日 04:50

パリンチンス4日目

6時起床。

今朝も一人しかいないだだっ広いホテルの食堂で朝食。



その場で作ってくれるタピオカ焼きが美味い。
マラクジャのジュースとアセロラのジュースでそれを流し込むと
モトタクシーで学校に向かった。

今日はキムラ語学センターでのビアンカ先生の授業に参加するのだ。
一時間半の授業を一緒に行う。

来週ここで行う予定のひらがなテストの説明や
復習授業はビアンカ先生が担当。
一方、わしは、授業で覚えた野菜の名前を使ってのアクティビティと
数の数え方をギターと歌で楽しく教え込むのだ。

前日に打ち合わせをしてあったので時間配分もばっちり。
すでに、「10人のインディアンボーイ」の歌を
各クラスの生徒に覚えこませていたということを聞いて、
この日は、「ひ~とり!ふ~たり!さんにんいるよ!」だけでなく
他の数え方も教えていこうということになった。
例えば、紙は「いちまい、に~まい、さんまい、あるよ!」
車は「いちだい、に~だい、さんだい、あるよ!」みたいにね。



実は、この「10人のインディアンボーイ」の歌。
偶然にもというか何というか、
浜松学院大学の日本語教師養成講座の演習の授業で
教案として、わしが実際に使っていた歌だったのだ。
今回、ビアンカ先生が授業で取り入れたということを聞いて
「よっしゃ。いっちょやったろ!」となったってわけ。

まさか、アマゾンのパリンチンスで
一日に4回も歌うことになるとは
数年前には思いもしなかったよ。

その他、
JICA横浜研修の群馬県太田市「日伯学園」訪問時に行った
カードあてゲームや(4人一組でやるやつね)



ひらがなカードを使ったカードゲーム
(これは西部アマゾン日伯協会のヒカルド先生の授業のパクリ)など



いろいろなことも今回の滞在中に試すことができた!

まあ、こう簡単にいうけどねえ
生徒とビアンカ先生がしっかりとした信頼関係にあることや
楽しく丁寧に基本を教え込んでくれてるからできることなんだよね。

午前8時から11時までノンストップで授業をやって昼食。

KAIS BARにてマリオさんとレオさんとポルキロ。



本当はここで昼寝でもして休憩するところなんだが
教材について、授業について、話をしていたら
どんどん白熱してしまい、場所を市立図書館に移して
教材作りに励むことにした。





生徒のアンドレくんも興味津々。



結局、この教材作りは授業直前まで続いたのである。

さて、ここで悲しいお知らせ。

みなさん、ウルブーって知ってます?

これ黒ハゲタカのことなんだけどさ、
パリンチンス空港近くのゴミ捨て場(夢の島みたいなやつ)に
大量発生したために空港が閉鎖になっちゃった!
(また、今年は乾燥が著しく激しいので
アマゾン川の水位も下がってしまい、魚が大量に死んだので
それを食べにやってくるという話もある…)

とにかく!
少なくとも24日までは開く見込みがないそうな。

もう笑うしかないっしょ。
「どうすんべ?」と思っていたらマリオさんが
客間を一晩貸してくれるという。

さすがマリオさん。男の背中は大きい!



ありがたいこんです!すんません!

さてと、夜の授業。
本来ならば飛行機に乗って帰る予定だったのだが
空港閉鎖により、しっかり最後の授業まで
参加することができた。





こうして、一日通して授業に入ってみると
(しかも自分も実際にすべてのクラスで授業をしてみると)
青年ボランティアの仕事の大変さを痛感する。

しかも炎天下のチャリ移動だからなおさらだ。
ホント頭が下がるっす。
わしも自分ができる範囲で頑張って応援していくわい。

他の赴任地のみなさんもホントお疲れ様です!

この日の夕飯は10時っくらい。
マリオさんちで焼きそば。
ワインとコーラと焼きそばという凄い取り合わせで
大量の蚊に刺されまくりながら
マリオさんちの屋外の台所で今日の授業の反省会。

超真剣!すごいでしょ。

次回の授業は、
さらなるパワーアップを図ることを誓ったのであった。

12時就寝。
わしは、マリオさんの客間で
さっきよりもたくさんの蚊に刺されまくりだった。
疲れてたから寝ちゃったけどね。

なにはともあれご苦労様な一日終了!
よく働きました。

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