つるピカはげまる。ひげボーボー。

としみん

2011年04月04日 11:00

日曜日。

Uさん夫婦に連れていってもらったのは
郊外のレストラン。
日曜日のみ営業しているらしく
ふだんは植物を売っているのだとか…。
植物っていってもヤシの木みたいなやつ。
敷地もドエラく広い。
車を持っていないのでなかなかそういう場所にも行けないのだ。
そこでの朝食。いと旨し!

せっかくの日曜日なので
だらだらごろごろ過ごす。
ここ数日の出張やらなんやらで
少々お疲れ気味なのだ。

今週末はポルトベーリョにいったり
アニメのイベントに出たりと予定があるのだが
いまひとつギターの調子が悪い。
というか、ネックが反っちゃったのだ。

もともと、わしのメインのギターはTACOMAなのだけど
さすがにこのアマゾンの温度と湿気には
耐えられないだろうと
ブラジルに来る前にTAKAMINEを買ったのだった。

しかしながら、
どば太くて強い弦を張ったのと
ここ数カ月の雨季の湿度により
ネックが反ってしまったのだよ…。

ギターは一台しかないから
なんとかこれを使うしかない…。
というわけで、マナウアラショップのギターショップに行ってきた。

店の中では
厳つい兄ちゃんがVAN HALENの「叶わぬ賭け」を弾いてる。

「ちょっち反っちゃってるんだけどー直せますかー?」
と聞いたら、
「明日にならないとリペアのお兄ちゃんが来ないんだよね。」という返事。
そうかあ…明日出直すか。と
一旦あきらめたのだが、弦だけ買おうと店に戻った。

さっきまで店内でピロピロと速弾きを披露していた
強面の兄ちゃんと目があった。
頭つるピカはげまる。そしてあごひげボーボー。
がたいもよい。
でもね、やさしい目をしてるのよ。

「あのー。わしのギターネックが反っちゃったんだけど
見てもらってもよい?」
そしたら、見てみるよってごそごそやりだした。
店員が
「おーい。壊されるぞー。」なんて冗談言ってる。

そのうち、
「うむー。こりゃひどいなあ。明日まで待てないんだったら
わしがそのリペアマンのうちまで連れてってやるよ。」
と言い出した。

えー?そんなに親切にしてもらってええんかなあ?

強面の兄ちゃんの名前はルイス。
んでもって奥さんの名前がホベルタさん。
車に乗せてもらって結構な距離のところにある
リペアマン、エドゥアルドさんの家まで行ってきた。

ルイスさんは地元マナウスで
クリティカルエイジっていうバンドをやってる。

ちょっと汚い路地を入ったところ
普通の民家の中がエドゥアルドさんの仕事場だわ。
チープなギターがずらりと並んでいた。
IbanizとYamahaが1本ずつあるくらいで
あとはブラジルのメーカーかな?



「おー。よく来たなあ。はじめまして。どーぞどーぞ。
まあ座んなさいよ。」
って言ってくれてギターを修理してくれた。

こちらはBCリッチのVを弾くわし。



電池も交換してもらったりしたのに
エドゥアルドさんはお代を受け取らない。
「いーよ。いーよ。ブラジルは電池が安いんだ。」(ホントか?)
帰り際に
「ぼくのうちはきみのうちだ。また遊びにおいでよ。」って。

みんなどこまで親切なんだ!

ルイスさん夫婦がうちまで送ってくれた。
「今度一緒にロックバーに行こう!」

なんだか嬉しくなるねえ。
今日は一日中感謝しっぱなしの日だったな。

ありがとっ!


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