めっさ濃いぃ移動時間。
土曜日の朝は6時起き。ほとんど寝てない。
9時30分にサンパウロを発つ飛行機に乗るには
8時30分には空港に入ってなきゃいけないので
少なくとも8時にはホテルを出なきゃならん。
ところが、フロントでもたもたしてる間に時間は8時10分。
こりゃまずい。
TAXIの運ちゃんもなんとなく状況を察して
空いてる道を探してくれた。
8時30分到着。間に合ったー。
しかしながら
今度はチェックインカウンターが長蛇の列。
おまけになぜか出発時間が40分以上も早まってる!
こんなのありかい?
「マナウス行きのひとはお急ぎください。こちらへどーぞ。」
と言われるままに
チェックインやら荷物検査やら一気に終わり
シャトルバスへ乗り込んだ。
シャトルバスの一番後ろの席に座っていたら
隣にパーカー姿の兄ちゃんが座ってきた。
ピアスもいっぱい。
タトゥーもいっぱい。
今度は髭面の大男が乗ってきた。
さらに腕にタトゥーびっしりの男が二名。
「イベッチがどうのこうの…。」って話をしてたので
「バンドのひとですか?」って聞いてみた。
「そうだよー。ロックバンドなんだわ。」と答えるパーカーの男に
「わしもロック好きなんだよねー。」って
機内で読もうと思って持ってた「ROADIE CREW」という
ブラジルのヘヴィメタル専門誌を見せたら
「WOW! Que bom!」
これですっかり仲良くなってしまった。
日本から来てマナウスで仕事してることや
ハードロックバンドやってるんだよーなんて話すと
「おれたちGloriaってバンドなんだよ。
今日はマナウスでライヴだから、見においで。ゲストパス出すから。」なんて言ってる。
「ありがとー!行かせてもらうよー!」ってメール交換した。
機内では席が離れてしまったから
フライト中は話ができなかったけど
とにかく、前の日は寝ていないので
わしは数秒で爆睡してしまった…。
一時間後、目が覚めた。
ふと隣を見ると「百年住宅」の文字。
あれ?なんだべさ?と思ったら
通路を隔てて隣の席のブラジル人がジュビロ磐田のユニフォームを着てた。
「ジュビロじゃん!わし浜松出身なんだよね。」とわし。
どうやら、出張で磐田と浜松と名古屋に2週間いってきた帰りらしい。
エンジニアなんだってさ。
日本語にも興味ありありで、
マナウスに共通の知り合いもいることがわかった。世界は狭いね。
たぶん7月から西部アマゾン日伯協会の生徒になるよ。
一方、反対側の席には夫婦連れが座っている。
「窓の外の景色をぼくのカメラで撮ってもらえませんか?」と尋ねたら
「ポル語わかりませーん」と英語で言われた。
70過ぎのロビンさんはイギリス出身で
アルゼンチンからペルー、ブラジルと一カ月かけて
仲間4人と南米を回る途中なんだそうだ。
「今回は各場所3日ずつだけど、そのうちもう一度来るからまた会おう!」って
連絡先を交換した。
右隣とはポル語、左隣とは英語で会話というと聞こえはいいが
英語がまるでダメオになっていて情けなくなったよ。
ただでさえあんまり話せてないのにさらにイケてない…。
使わんとだめね。
さて、マナウス空港に到着したわしを待っていたのは
キャーキャーという大歓声。
もちろんわしに向けてのものではないよ。
なんと!GLORIAというバンドは
ブラジルの新進気鋭のヘヴィメタルバンドで
メタリカやモーターヘッド、スリップノット等とともに
今年9月にリオで行われる「ロックインリオ」に出演するほどの実力派だったのだ!
http://www.myspace.com/musicgloria
そんなこと全く知らんわしは
ボーカリストに「ドラマーですか?」とか失礼なこと聞いちゃった。
なんだか濃いぃフライトだったのう。
http://www.youtube.com/watch?v=ivxulQwxkUY&feature=relmfu
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