嬉しくもあり悲しくもあり
『笑点』の大喜利のお題のようなタイトルだがそんなことがあったのだ。
先月行った旅行先で
ある5人組のブラジル人家族と知り合いになった。
20人から30人くらいが一組になって大きなボートに乗り
激流を上ったり滝の水を浴びたりという
結構スリル満点のアトラクションをご一緒したのだ。
最初に声をかけたのはわし。
だってさ。
旦那さんが着てたTシャツって
メキシコの覆面レスラーのデザインだったんだもん。
「それいいですねえ。メキシコで買ったんですか?」
「いやいや。うちのよめさんがね旅行に行ってお土産にくれたんだよ。」
「いいデザインですねー。ぼくは生でルチャを見たんですよ。」
「ああそうなんですか。日本人ですか?」
「そうです。そうです。みんなボリビア人っていうけど…」
あっはっは。
みたいなノリでボートに乗り込んだのだ。
なんかよさそうな人たちだったので
その後も一緒に写真を撮ったり
家族でわいわいやってる写真を撮ったりした。
(わしのデジカメは水深5メートルまでOKなのだ!)
「後でメールで送ってください。写真撮りあいましょ!
これわしのメールアドレスですー。」って名刺も渡したのよ。
だいたいこういう場合って
送られてきたためしってないと思うでしょ。
これがね、今回の旅については
みーんなしっかりメールしてくるんだよね。
マナウスのコンサートで知り合った人たちもそうなんだわ。
最近、事務所で働いてるチエミさんとユキエさんに注意された。
「トシミさんは無防備なのよねー。
誰にでもメールアドレスとか教えるとブラジルでは危ないんですよー。」
「ううう。まあ確かにそうだけどねえ。
よさそうなひとにしかアドレス教えないよ。」
「そう言うけど、よさそうな顔してるひとが危ないのよー。」
一昨日、5人組親子の父ちゃん(ルチャTシャツのひと)からメールが来た。
親愛なるトシミさま
お元気ですか。ボートでご一緒した家族のものです。
覚えていますか?
我々はあの後アルゼンチンのブエノスアイレスに行ったのですが
強盗にあってすべて盗られてしまいました。
家族の思い出の写真をもしよかったら送ってくれませんか。
リオデジャネイロに来たら連絡くださいね。
こんな内容だった。
ひえええ。可哀そうに。
でも写真撮っておいてよかったでしょ。
メールアドレスも教えておいてよかったよね。
子どもたちこわかっただろーなと思いながら
写真を送ったよ。
いつかリオで会えるといいなあ。
さーてさてさて
原爆展参加予定者はFacebookだけで100人を突破。
嬉しいです。
がんばらなくちゃね。
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