信じられない3連発。(パリンチンスにて) その3
パリンチンスから
ビラアマゾニアに行くには船に乗らなければいけない。
去年、それから今年の初めに訪れたときは
日伯会長のマリオさんの船で行った。
(仕事で使っているという結構大きな船だよ)
ところが今回はマリオさんの船がマナウスにあるということで
地元の人たちが普通に使っている小さい船で
アマゾン川を進むことになったのだ。
乗船料金は2ヘアイス。約100円だ。
ファリーニャ(マンジョカ芋の粉末)や砂糖などを大量に買い込んだ主婦や
小さい植え木を買ってご機嫌の夫婦。
子ども連れの一家は自転車を船の屋根の上に積んでいる。
子どもたちは昼ご飯を食べだした。鶏肉とご飯とマカロニが一緒になったやつ。
その匂いが小さい船の中に充満する。
運転手はマリオさんの友だちらしい。
ほどなくして出航。乗船者はぼくたちを含めて10名くらい。
最初、船は順調に進んでいるように見えた。
が、数分後、助手の男がおもむろにシャツを脱ぐと
パンツ一丁になって川に飛び込んだ。
全身ずぶぬれになって首を振ってる。
なんと!この船エンジンの故障で動かなくなっちゃったのだ。
アマゾン川の真ん中でぷかぷか揺れてるだけだ。マリオさんも苦笑い。
しばらくして
ガソリンを積んだ応援の船がやってきて横付けすると
ロープでぐるぐる巻きつけて
ビラまで運んでくれた。
その間、慌てるものなど誰もいない。
子どもにおっぱいをやる母親。
この機会に昼ご飯を食べ始めるものもいた。(例の鶏肉ご飯)
みなさん肝が据わってらっしゃる。
そういうわしもギターを取り出して歌を歌ったりしてね。
なんだかこういうのんびりムードに慣れてきた。
日本に戻った時のギャップが怖いな。
番外編。
教室で授業の時間を使って開催した原爆展に
一人の女性が遅れて参加してきた。英語クラスの生徒かな。
暗い教室内ではフィルム上映中。みんな真剣に見ている。
その女性、無理やりプロジェクターの前を横切って
椅子に座ろうとしたら、その拍子にコンセントにつまづいて
画面真っ暗になっちゃった。
しかも一番大事なシーンだったんだ。
主催者側のぼくらは大パニック。
もう一回つなぎなおしてなんとか上映再開した。
ふつう、「ごめんなさいね。」とか言うもんだが
無神経なのかナンなのかこの人何の反応もなし。
これまた信じられない!
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