パリンチンス出張。その3

としみん

2011年10月23日 06:22

一日目の夜はマリオさんのお父さんにもお会いすることができた。
もうすでに3回くらいお会いしているんだけど
覚えているのかちょっとあやしい。
焼きそばをご馳走になったんだ。
なにはともあれ、楽しい夕食に混ぜてもらえたよ。

さて、二日目。

朝起きて隣のベッドを見てみると
知らない女性が寝ていた。
なんてことはなく、大量のアリがわしのかばんに集ってた。
しまった!イラセマにもらったタピオカのクッキーの食いかけが
リュックサックのポケットに入ったままだった…。
かばんをどかすとその形にアリの群れ。



最悪だ。
ここは3階なのに容赦なしだわ。

しゃあない。元気を出して
朝8時からいつものように授業開始。
8時から9時半。9時半から11時まで授業をこなし、
その後は、パリンチンス市の教育委員会の方と会議。
来年以降のカリキュラムの見直しを迫られているのだ。
とりあえず、わしの案をぶつけてみたが
彼は、人間ができているというか、人当たりがいいというか
100%受け入れてもらえて会議終了。いいのかな?
ビアンカ先生が完全復帰したら、もうちょい詰めないといかんね。

お昼ご飯はイラセマのうちで食べることになった。
この前の一時帰国のときに、
11年会っていないという妹さんに
イラセマの近況を報告がてら会ってきたんだけど
家族のみなさんもそれをサンパウロ新聞の記事で読んで知っていてくれた。

この日は、お父さんが買ってきてくれたタンバキーをご馳走になったよ。



凄い量でしょ?
竜洋西小学校に通っていたイラセマの二人の息子にも会えた。





残念ながら二人とももう日本語はほとんど覚えていないようだった。
2年と3ヶ月の間にポルトガル語だけの生活に慣れてしまったから
無理はないか。
それでも、竜洋のみんなのメッセージは凄く嬉しかったみたいだよ。

イラセマは10人兄弟で
その殆どが日本に出稼ぎに来ていた。
かつては小さな小屋に12人で住んでいたのが
がんばって日本で働いて家や土地を増築して
お父さんには船まで買ってあげたんだそうだ。
ちなみにその船の名前は「イラセマ号」。すごい話だよね。

午後は、市内にあるスポーツジムにも行った。
ちなみにそのジムの名前は「JAPAN」。ベタでしょ。
いうなれば日本にある「レストランニューヨーク」と同じノリかな。
ここでは、マリオさんの弟ホブソンさんに会った。



たっぷり汗をかいた後は
イラセマの母ちゃんがアサイーの生ジュースをご馳走してくれた。



わしはその後、おやつにタカカ(辛いえびのスープ)も屋台で食べた。
ベレンで食べたタカカも美味しかったが
パリンチンスのドナマリアのタカカも負けていない。
癖になる味だわ。たぶん来月も食べに来ちゃうだろうな。



夜は6時から7時半まで授業。
7時半から9時までもうひとコマ授業。
10時までミーティングしてやっと一日が終了。
もちろん、ホテルでのギター練習が待っているのだが…。

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