たんじょうび。

としみん

2012年02月03日 03:45

今年初の出張から無事帰ってきたあるよ。

肝心の誕生日は、飛行機が深夜に到着したため、
マナウスの空港内で一人寂しく迎えることになった。
うーむ今年1年を暗示しているようで怖い。

さてさて、ちょいとばかし出張の話をしよう。

わしがお世話になっているマナウスの日本語学校は
12月の中旬から1月いっぱいまでお休み。
この時期、ブラジルの学校はお休みのところが多いのだ。

ところが事務所では
2月からの新学期に向けて入学の手続きが始まっている。
学校にスケジュールを合わせると休みがとれるが
事務所に合わせると休めなくなっちゃう。
まあ、うまくバランスを取って結局お休みをもらったんだけどね。

さて、一方、
わしの出張先のひとつであるアマゾナス州第2の都市
パリンチンスの市立キムラ語学センターも
通常授業は、本来お休みなんだけど
今年は、この期間を利用してイラセマ先生が
日本の文化を教える特別授業をすることになった。



簡単な挨拶や日本語の文法の他、
日本の料理をみんなで作ってみたり
折り紙や習字などをしてみたり
日本のアニメ、歌や遊びを紹介したりと
短期講座に集まった新しい生徒約30人を相手に
毎日、月曜から金曜までがんばって教えている。



イラセマは、日本での出かせぎ経験もあるから
日本のよさや日本人の考えなどがよくわかるんだ。
さらに日本語教師の仕事を1年前に始めてから
日系人である自分のルーツもよく勉強するようになった。

同期の青年ボランティアであるビアンカ先生(日本人)も
イラセマを補助して
一緒に授業の準備をして
一緒に授業を行ってと
年末年始の休みを返上して頑張っている。
休みなんてまるでないのだ。頭が下がるよ。
働き過ぎでまた身体を壊さないかと心配になるくらい。



今回のパリンチンス出張は
そんな授業のサポートと
学校を飛び出しての校外授業のお手伝い、
そして前回の続きである教科書作りが目的だった。

実はこのパリンチンス市は、
日本との歴史的な関係が深いのだが
日本語を話せる人がわずかしかいない。
JICAボランティアの受け入れ先である日伯団体も
建物があるわけでもなく定期的に会議があるわけでもなく
活動するにはなかなか厄介なところなのだな。
生活環境に適応する能力と強い精神力がなければ
なかなかここで活動するのは大変だと思う。
住民や生徒はものすごくやさしい人懐っこい人ばかりなんだけどね!

というわけでなるべくサポートに回って
わしもいろんなお手伝いをしているというわけ。





1月29日の午前中に漢字検定を実施して
その日の夜に出発。
明けて1月30日は朝8時から授業のお手伝い。
1月31日は朝6時集合で1日かけての移民学習。
(日本は雪景色だというのに、すっかり日焼けしてしまった)
2月1日も朝8時から夕方まで授業のお手伝い。
空いた時間に教科書作りという大変なスケジュールだったよ。





とはいえ、
今回はほとんど教科書作りに時間を使うことができなかったので
作業は、また次回まわしになってしまうんだけど
非常に充実した内容の出張になってよかったよかった。

二日目に行った移民学習については
次の日記で詳しく書くことにしましょー。

追伸:
MIXIにFACEBOOKにYAHOOメールにと
たくさん誕生日おめでとうのメッセージをいただきました。
この1年も楽しみつつ充実したものにしていきます。
みなさまありがとう!これでまた頑張れます!

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