リオブランコ出張記。その2
26日。
市内のレストランでフェイジョアーダを食べる。
フェイジョアーダは有名なブラジル料理だ。
このレストランは毎週土曜日がフェイジョアーダの日で
バンドが演奏する轟音サンバの中ひたすら食べるのだ。
このレストランの向かいにあるエステが
ジュンコさんの職場。
ちょうどお客さんがキャンセルになったというので
メラニーさんと打ち合わせをするために訪れた。
来月から始まる講座では日本語だけでなく日本人の考えや習慣などを
しっかりと理解してくれている人が必要だ。
そういった意味でも
パリンチンスのイラセマ同様、ジュンコさんへの期待は高い。
「仕事中にこのお皿を見て
日本のことを思い出しながらがんばってるんです。」
仕事する部屋に日本で買ってきたお皿が飾られていた。
ジュンコさんの旦那さんは
2週間前に再び日本に働きに出た。
神奈川県の綾瀬でトラックの部品を作っているのだ。
ジュンコさんも3月の第一回講座を楽しみにしていてくれ
全面的にサポートしてくれることも決まった。
アクレでの活動はとにかく時間がかかるので
忍耐力が必要になってくる。
こうしてプロジェクトが少しずつ現実味を帯びてくると
本当にワクワクする。
うまくいきますように!
27日。
マナウスに帰る日。
メラニーさんが面白いレストランがあるからと郊外まで連れて行ってくれた。
一見なんてことはないふつうのシュハスカリア(ブラジル焼き肉の店)だが
ここで出してくれる肉は
イノシシ、ヤギ、ワニ、ダチョウなどなど。
わしが気に入ったのはイノシシの肉の串焼き。
「日本ではしし鍋って言ってスープのようなものを食べるんですよ。」
と説明した。
メラニーさんはサンパウロ出身の2世で日本には一度もいったことがない。
子供のころに覚えたという日本語も今は殆ど使わない。
「しし鍋は、ししのスープ。ししはイノシシを縮めたものだよ。」
「なんか気持ち悪いね。」
たしかにポルトガル語でシーシーはおしっこのことだから
ししのスープは気持ち悪いわな。
↓ソーセージも豪快だ。
午後4時過ぎの飛行機でマナウスに戻る。
リオブランコの空港には軍用機も到着。
洪水の被害者への食糧などを運んできたという。
2月の出張もこれで最後。
とはいえ、3月に入ったらまた同じようなスケジュールが待っている。
体調管理注意せんといかんな。
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