まだまだいくでよ。

としみん

2012年03月18日 22:56

ボアビスタ出張。その3

二日目。
JICAボランティアのインタビューを受けつつ昼食。

午後は日下野さんとともにANIRの知恵袋、文化・企画担当の美智恵さんの会社を訪れた。
美智恵さんは2007年にJICAの研修(環境保護・地域開発)を日本で受け
2008年にANIR(ロライマ日伯文化協会)を立ち上げた。

ロライマ州にはアマゾナス州やアクレ州、ロンドニア州同様
戦後、移民が厳しい環境の下、農作業を行ってきた歴史がある。
その後、サンパウロやリオデジャネイロなど
いろいろな都市から移り住んできたものもいる。

まず、美智恵さんは、この街に日系人がどのくらいいるのかから調べ始めた。
時には街を歩く日系人らしい人(中国人や韓国人かもしれない)に
とにかく声をかけて、日伯団体への参加・協力、日本語教室への参加を呼びかけた。
もちろんタイアーノ移住地をはじめとする地元の移民の歴史についても
細かく調べまとめあげた。

それでも、まだまだ全ての移民の消息がわかっているわけではないという。

つい最近もボンフィンという国境近くの街に
97歳のドイさんという方がいることがわかったらしい。

「2世3世になると、寿司は知っていても、もちやみそ汁、うどんなんか知らない人も
多いからちょっと寂しいですね。食をはじめとする文化って本当に大事だと思います。
副知事も『Dia de campo』に来たように多くの人が日本人に対して
いい印象を持っている。日本語教室の場所を提供してくださっているFARESの学長も
日本に対して敬意をもってふだんから接してくれているんです。」

今後も美智恵さんやANIRのみなさんの力になれることがあったら
お手伝いしていきたいと思う。

午後7時からは、
専門学校(以前原爆展をおこなった場所)でアヤカ先生の授業に参加。



屈強な野郎4人が生徒という面白い授業だった。





後半はアクティビティも実施。楽しいものになったよ。



夜はまだまだ終わらない。
生徒の一人、ジューニオくんに連れられて行ったのはUFRR。

ジューニオくんは大学時代のかわの先輩によく似ている。



この日、ロライマ連邦大学(UFRR)では
始業式に伴うロックコンサートが行われたのだ。
出演したのは、80年代に活躍した
ブラジルの伝説のバンドTITÃSのメンバーであるArnaldo Antunes。



始業イベントが夜中の無料ロックコンサートというのが
なんともブラジルらしいでしょ。
会場にはハナコ先生一家もいてビールをご馳走になった。



アンコール前に
会場を抜け出して、遅い夕食。
パジェ・ブルガオンは、「インディオパジェ族の大きなハンバーガー」って意味。
これがめっさ美味かったのよ。

その後はサンパウロに戻る日下野さんのホテルを訪ねて
深夜12時までお喋り。
この日も結局12時までのコース。
いいお話をいっぱい聞けて満足っす。

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