ブラジルの隅っこにて。その1
日曜の夜。
アニメ・ジャングル・パーティ出演の興奮も覚めやらぬまま
飛行機でアクレ州リオブランコへ向かった。
ブラジルの端にある州までは
途中ポルトベーリョに立ち寄って2時間半のフライトだ。
東京~沖縄間くらいかな。
空港までは、地元で日本料理レストランを経営する2世の
メラニー高島さんがいつものように迎えに来てくれた。
市街地までは、すごく遠いから送迎は本当にありがたいのよ。
わしがアクレ州リオブランコに行く目的。
それは元気がなくなった日伯団体を再建すること。
何年も前に入植した人たちが築き上げてきた日本人の歴史を絶やさないように
日本語教室が開けるように、
日本文化を伝えるイベントも開催できるよう
少しづつ準備しているのだ。
毎月一度、ここに足を運び、UFAC(アクレ連邦大学)で
日本文化と日本語を伝える公開講座を行っている。
ゆっくりだけど毎月の活動によって
理解者、協力者が増えて、
日伯団体の再建に繋がればよいと考えている。
将来、JICAの青年ボランティアが来ることができたらさらに活気が出るだろう。
アクレ州のリオブランコは、ブラジルの隅にある小さな街だが
ペルーに繋がる道もある。
太平洋とこの街が繋がることによって
輸入品の物流もこの街を通してサンパウロやブラジリアといった大都市に向けて
スムーズに流れるだろう。
ゾナフランカ(フリーゾーン)の計画もあるというから
将来、日本企業が進出するかもしれない。
とても重要な場所だと思うのだ。
ところがどっこいここまでの道は険しかったし
今もまだ上手く行っているとは言えない状態。
毎回、いいこともあれば悪いこともありで
複雑な気分のまま出張を終えることが多いのだ。
果たして今回はどうでっしゃろ?
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