本番を迎える。
さて、当日。
ストライキ中の広い大学構内は真っ暗で
ちょっと心配になってきた。
もともとは
夜の授業に来ている生徒たちも取り込もうという
目論見だったので、イベントの開始時刻も
午後8時に設定していた。
授業の後、あるいは授業の代わりに
(証明書をもらえば通常の大学の授業出席としてカウントされる)
多くの生徒が来ることを見こして
会場も400人~500人クラスの視聴覚ルームを抑えてある。
うーむ。こんな遅くに人が集まるんだろうか。
ところがところが
開演時刻の8時には
こちらで知り合いになった地元の一世の移民の方や
以前原爆についてのイベントをおこなったFAAO(西部アマゾン大学)の生徒、
それからスト中にもかかわらず
UFAC(アマゾナス連邦大学)の生徒も何人か足を運んでくれた。
びっくりしたのは前日、博物館で出会ったばかりの少年たち二人も
観に来てくれていたことだ。
最終的には、50名以上の方が集まってくれた。
しっかり2時間。
移民の歴史~現代日本のポップカルチャー~震災後の日本と
DVDやスライドショーを使って説明した。
どれもが本当の日本の姿。
そして、今も多くの人たちが被災地の復興に尽力している。
ドキュメント映像を観た参加者からは
沢山の力強いメッセージもいただいたし、
アクレに住む一世の方たちにも
「感動しました。こういう機会をありがとう。」
と嬉しい言葉をかけていただいた。
通訳のパトリシアさん、UFACのミノル先生、
メディアへの連絡をしてくださったメラニーさん、
参加してくださったみなさんに感謝。ありがとー!
イベント終了後はパトリシアさん、メラニーさんと反省会。
8月以降のスケジュールなどについても話し合った。
アクレの日伯団体も少しずつ形が見えてきたので
維持していくためのお手伝いもしなくちゃならん。
そして、ここからすぐさま空港に移動。
飛行機の出発時刻は午前2時30分。
マナウスには戻らず、ブラジリア経由でサンパウロを目指す。
JICAボランティアの帰国報告会があるのだ。
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