乾杯!③

としみん

2012年06月20日 12:26

さて、今回の出張。

『キムラ語学センター』におけるみず紀先生最後の授業に立ち会い、
2年間の活動の区切りとしておこなわれる卒業式に参加すること。
その卒業式の準備・片付けを手伝うこと。
さらに草の根支援事業で建てられた『イノマタタダシ学校』での
最後の授業に参加すること。などなどが目的だった。

まず『キムラ語学センター』だが
市立の語学センターで
スペイン語・英語・手話・コンピューターなどのコースがあるものの
日本語コースにおいてはすべてが手探り状態で
この2年間も結構ドタバタしたりした。
この卒業式も同様で、準備したこととは二転三転は当たり前
イラセマ先生もみず紀先生もずいぶんと苦労されたようだ。
実際、大事な最後の授業の日も
急遽予定が入ってわしが授業を代行する場面も多かった。

最後の授業は
初心者クラス、ベテランクラス計3クラスでおこなった。
文法の復習からスタートして
最後には、パリンチンスのレベルに合わせて作った
教科書の中から「ねずみのよめいり」の寸劇も行うことができた。

2年前にコースが始まったときは
学校側もこの語学コースをどう扱えばよいかわかっていなかったので
JICAボランティアの任期に合わせて
単純に2年間のコースを設定していた。
しかしながら2年間学習を継続させるのは生徒にとっても大変なことだ。

途中で結婚する生徒、
子どもが生まれた生徒、
大学に入学した生徒、
仕事場をマナウスに移した生徒、
いろいろな理由でクラスを離れていった生徒の数も少なくない。
そう考えると2年間通い続けた生徒は愛しくて仕方がない。
月に一度手伝いに行くわしでさえそう思う。


◆授業の後の記念撮影。主役を持ちあげたのはイラセマのアイデア。


◆最後の授業をがんばる。


◆ねずみのよめいりの練習風景。

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