乾杯！⑪

翌日の新聞にはこんな記事が載った。↓
http://www.ojornaldailha.com/?secao=leitura&parintins=5930

こちらは修了式の様子を写した大量の写真↓
http://www.ojornaldailha.com/?secao=album&codigo=370&id=370

そしてこちらはまた別のサイト↓
http://www.parintins.am.gov.br/?q=35-conteudo-38906-emo-o-na-formatura-da-1-turma-de-l-ngua-japonesa

次の日は、生徒のうちを訪れたり
イノマタタダシ学園の秘書に食事に誘われたり
カプリショーゾ（ボイブンバの青組）の練習場所に行ったり
あっという間にマナウスに戻る日が来てしまった。

みず紀先生はこれで日本に帰国するけれど
この場所に残したものは本当に大きいと思う。
２年間本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
アマゾン地域に残るわしは、さらにがんばって
新しくやってくるボランティアとイラセマ先生とともに
活動を続けていくよ。

空港に向かうタクシーの中で
お喋りが止まらない運転手がどもりながら
酷いアマゾン訛りのポルトガル語でまくしたてる。
正真正銘非日系のブラジル人だ。

「今はさあ、ボイブンバがあるだろ。
だから、いろいろなところからお客さんが来るんだ。
でもな、その前、もっとずっと前は酷かった。
ここアマゾンの連中ってのはホントに怠け者でさ、
仕事なんてしねえんだよな。まったく働かねえ。
だけどよう、日本人がやってきたんだよ。
戦争の前のことだよ。
ジュートを作り始めてさあ、ずいぶん生活が変わったんだよな。
この土地が豊かになったのは
間違いなく日本人の力なんだよ。
ここの人たち、みんな日本人に感謝してるよ。
俺は日本人の歌も知ってるんだ。」

ドキヌァハハヌナイクノヨオニ～♪
ダマッテウムオミトゥメテイタイ～♪

一体誰が教えたんだろう？
歌い出したのは
カルメン・マキの「時には母のない子のように」だった。

（正解）
時には母のない子のように～♪
黙って海を見ていたい～♪

聞き取りにくいところもあったが
ちゃんとフルコーラス歌いきったのに驚いた。

マナウスに到着したのは午前０時過ぎ。
まだまだまだまだがんばるぞ。

◆みんなおめでとう！


◆最後の最後になって、イラセマ先生の涙腺もついに決壊。