ぼあびすた。③

としみん

2012年06月25日 02:20

二日目は
朝8時から地元の大学FARESにて新人教師の勉強会。

新人教師ってのは、オスカルさんとサーシャさんという双子の兄弟で
毎週金曜日にあやか先生が教師になるためのノウハウを指導している。

この日は彼らにとって二回目の模擬授業とあって
緊張もしていたんだけどよくがんばりました!いい授業だったよ。

実際にわしならこう教えるみたいなアドバイスしたり
意見を聞いたりしている間に午後になっちゃった。

この日の昼食はポルキロ。

午後はSESCという教育施設(小中学校と高校が一緒になったもの)に
移動して震災後の日本を伝えるイベントの準備に取り掛かった。

このSESCがまた非常に綺麗で素晴らしい建物だった。
今年の11月頃にここで日本文化週間のイベントができたらいいねえと
ANIRのみなさんとも話が出たくらいだ。

当初は、午後7時からの1回のみの予定だったのだが
日本語教室の生徒であり、SESCで働くフェリポさんのご厚意で
中学生たちにも震災について知ってもらおうということになった。

5時から6時までの1時間。
まず、スライドショーによる説明のあと
45分のDVDを見てもらい
メッセージを記入してもらおうと思ったのだが…。

大失敗。
5時55分になったら生徒たちが次々に帰っていく。
「お迎えが6時から来るから。」と言われたらなんも返せませんわなあ。
DVDのエンディングを待たずして
約40名の学生たちはあっという間に帰宅していったのでありました。

しかしながらこちらの学生は(というかここの学生)落ち着きがない。
DVDも20分もしないうちに飽きてしまい
態度もあまりよろしくない。

日本の小・中学生はすごいよ。

まあ、それにしても
ブラジルの学生のひとりにでも心に何か残っていてくれたらと思うしかないな。

7時半からのイベントはANIRのみなさんや日本語教室の生徒たち、
ボアビスタで活動している青年ボランティアのタカオさん、
日本語教室のハナコ先生、
パカライマで農業を営む外館さん、
それからいつもポルトベーリョでお世話になっている
田辺先生夫婦も駆けつけてくれた。

ANIR会長のイザベルさんのスピーチでイベントはスタート。

移民の話から現在のポップカルチャーの紹介DVD、
そして震災後の日本を伝えるイベントへと移行していった。

横浜研修前に日本で地震を経験し、
派遣前に被災地にも訪れたヤスマさんもポルトガル語でお話してくれた。
参加人数は35名ほどだったけど
確実に参加者の心には何かが刻まれたはずだ。

片付けをしたら時計の針は11時30分。
協力してくれた皆さん、ありがとう!

ホテルに着くと
浜松のFM局HARO!のモトエディレクターからメールが入っていた。
「としみーん。あと8時間で番組の収録に間に合わなくなるから
ファイル大至急送ってちょうだーい。」
ちなみにこのメールが送信されていたのが8時間前。
アウトじゃん。
しかしながら、この後わしはホテルの部屋で2本分を録音して
ファイルを一本ずつ送ったのであった。

そんなこんなで就寝時間3時。

◆FARESで新人教師の模擬授業。


◆オスカル&サーシャのツインズもいろいろなアクティビティを考えてきた。


◆震災後の日本を伝えるイベント。会場には被災地の子供たちの絵を展示。


◆農牧公社で活動しているヤスマボランティアも駆けつけてくれた。


◆日本語教室の生徒であるフェリポさんが会場のもろもろをお手伝いしてくれたのだ。感謝!


関連記事