フェスタジュニーナ①

としみん

2012年07月08日 01:55

6月~7月にかけて
ブラジルで行われる伝統的なお祭りが「フェスタジュニーナ」だ。
簡単に言うと収穫祭。
子供たちは農夫の格好をして
そばかすにおさげ髪、麦わら帽子をかぶり
カイピーラという田舎風のダンスをするのだ。

金曜日の教師対象の授業が終わった後
ハファエル先生から連絡があった。
「みんなでフェスタジュニーナにいきましょう!」

フェスタジュニーナは
ブラジルに来る前に地元の浜松でも
参加したことがあったのでななんとなくその様子は知っていた。
浜松はブラジル人労働者が多い(多かった?)ので
お祭りの規模も大きく
産業展示館の大きなスペースを使って
大々的に行われていたのを思い出す。
あれから2年が過ぎたんだなあ。

http://swampwater.hamazo.tv/e2498202.html

ハファエル先生が電話で言っていた。

「入場料にひとりなんでもいいので1kg持ってきてください。
でも塩はダメです。」

早速、わしとよめさんとアヤカ先生&ホナンくん(子供クラスの先生)は
スーパーに行って、米・豆・砂糖などを4kg購入した。

集合場所にさおり先生、ウィリアム先生、ピコレくんがやってきた。
会場ではルシラ先生にチアゴ先生の家族が待っている。

我々が目指したのは、セントロから少し外れたポンタ・ペラダ空港だ。

現在のマナウス国際空港(エドゥアルド・ゴメス国際空港)ができる前は、
ここがマナウスの空港だったのだが
今はアクレ州、ロライマ州、ロンドニア州、アマゾナス州という
(わしの出張する地域と一緒だ!)
西部アマゾン地域を警備するブラジル空軍第7領域航空集団の基地が置かれている。
軍人たちの官舎がある敷地で毎年お祭りがおこなわれているらしい。

ウクライナの血をひき
ウルグアイで生まれ
その後アメリカにも渡ったハファエル先生のお父さんは
この空港からマナウスにやってきたんだそうだ。
「最初は40日だけいるつもりだったんですけど
40年になっちゃいました。それでわたしはここで生まれましたー。」とハファエル先生。

午後9時に到着。
もうすでにスゴイ人が集まっていて車も駐車場に停められないくらい。
基地の門の前に停めていいよ!と軍人が言う。

まずは入口でチェック。
袋の中身は例の豆・米・砂糖などなど。



会場はひとひとひと…で溢れている。
お祭りの様子は日本とよく似ていて
リンゴ飴に綿菓子(安い!)
射的もあれば、魚釣りもある。
もちろん怪しげなおもちゃ(すぐ壊れそうなやつ)を
売る屋台もいっぱいある。


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