ボアビスタの出張後、すぐにサンパウロに移動。
中間報告会に参加するためね。
まあ、簡単にサンパウロというけれど、
マナウスからは飛行機で3時間半。
ブラジルはとにかく大きいのだよ。
年に2回、この中間報告会と帰国報告会のために
ブラジルじゅうのボランティアが集まってくるんだけど
いつもいい刺激をもらうことができるんだ。
同期はみんな日本に帰っちゃったけど
サンパウロのホテルにつくとみんなのことを思い出すよ。
みんな元気かな?
わしはまだブラジルで頑張っております。
連日連夜の会議に勉強会と
いつもあっという間に時間が経ってしまうのだが
今回は移動日を上手く利用して
動物園とガレリアドホッキにもいくことができたよ。
(ちゅうか、ホントは浜松に住んでいたブラジル人ミュージシャンと
会う予定だったのだけど息子さんが病気になっちゃったんだわ。
だから動物園。)
その動物園は突っ込みどころいっぱいだったけど
ブラジルらしくおおらかな感じで楽しめた。
サファリツアーにも行けたよ。
シカとラクダのよだれで手がグジュグジュになったけどね。
さてさて、
日本のロックファン、CDアナログマニアの聖地が西新宿ならば
ブラジルの聖地はまちがいなくガレリアドホッキだね。
ガレリアドホッキは日本語にすると『ロックのギャラリー』。
ロック関係のグッズがすべて集まった一つのビルなのだ。
Tシャツにレコードにビデオに書籍にCDに缶バッジ。
タトゥーショップももちろんある。
ロックファンなら、一日居ても飽きない場所だ。
日本のように規制がきついわけではないので
海賊版商品というか、手作り感満載のものもここにはたくさんある。
海賊版とか海賊盤とか聞くと
意味もわからずに目くじら立てて怒る馬鹿っちょがいるけど
所詮ロックは庶民の音楽!
愛があるから
ライヴ音源も聞きたいんだし
デビュー前のdemo音源も聞きたくなる。
愛があるから
人とは違ったデザインのシャツを着たいんだし
正規のデザイナーよりもセンスのいいグッズが欲しくなる。
暴走族やヤクザの資金稼ぎの海賊版作りとは違うんだわ。
◆ショーウインドウを埋め尽くすワッペンの数々。
◆Crucified Barbaraのライヴ告知チラシ。
◆お店が開いてなくて買えなかったゾンビートルズTシャツ。
◆Iron MaidenでおなじみEddieもいるぜ!Trooperのジャケのやつだね。
◆毎度おなじみ。似てないキッス人形。
さて、今回もほんの数時間しかいることができなかったんだけど
いろいろ買っちまったわ。
Secos e Molhadosの1stと2ndの2in1CDと
Dr.SinのCDを3枚ゲット。
それからGolpe de Estadoってバンドも
店のおっちゃんに教えてもらって購入。これが大正解!
そしてそして、今回の大収穫はGloriaのNUEVEちゅうCD。
入手困難なんだよ。これ。
すべてブラジル産ロックだから、
なにがなんだかさっぱりわかんないと思うけど気にせずいきます!
ガレリアドホッキに来た目的のひとつは
最近にわかに注目を浴びている
女性スラッシュメタルトリオ『NERVOSA』の音源を入手すること。
こんなバンド。
かっちょいいっしょ?
何軒も何軒もビルの中をまわって探しまわり
たった1軒だけ音源を置いているお店を見つけることができた。
願いは叶う。
祈りは通じる。
ひひひ。大袈裟だね。
先日、ブラジルのロック雑誌「Roadie Crew」の記事で
見つけた現在入手可能なこの音源はCDではなく
アナログレコードだった。
3曲入りで70ヘアイス。約2800円。
ちょっと高いよねえ。
レコードプレイヤーもないから
ブラジルじゃあ聴けないしさあ。
欲しいけど諦めるか…。
ちゅうことでお店の中で写真だけ撮って
その日は、ホテルに戻ってきやした。
それが、この写真!
次の日の朝から始まった
連日の会議&勉強会の最中も
頭を離れないのはNERVOSAのアナログ盤のこと。
欲しいなー。
欲しいなー。サンパウロにしかないだろうからなー。
いやーここで買わなかったら後悔するぞ…。
ジャケットひどいけどそれがヘヴィメタルじゃないかー!
悶々。悶々。
まつもともんもん。
そして、サンパウロ滞在最終日に
再びガレリアドホッキを目指すことにしたのであります。
(アホです!)
ちなみに最終日の日程は
9時~ シニアボランティアによる勉強会
13時~ 原爆展についての説明会
13時30分~ 安全対策連絡協議会
その後 懇親会というもの。結構、詰まっておりますねー。
「シニアボランティアの勉強会の後になんとか時間がとれるかな?」
と思いきや、これが白熱いたしまして
12時近くまでかかってしまった…。焦るーちびるー。
しかしながら
絶対あきらめないのがわし。
安全対策連絡協議会が終わって
時計の針は午後6時。懇親会の前の写真撮影は6時50分。
二駅先まで行って帰って50分。
うーむ。いけるかも!?
と、考えるやいなや
即行動!
ホテルを出発
Liberdade駅に向かってがんがん坂を上り
速攻、地下鉄に駆け込み
2つ目の駅Sao Bentoを目指す。
聖地Galeria do Rockまではひたすらダッシュ。
エレベーターも駆け上がる。
勢いつき過ぎてひとつ上の階までいっちゃった。
「も。もどってきたぜ!はぁはぁはぁはぁ。Nervosaはまだあるかい!?」
「あるぜー!」
よかった!まだ売り切れていなかった。
さあ、ホテルに戻ろう。
滞在時間わずか2分。
警官隊が夜警に備えるために整列する前を
再び猛ダッシュで地下鉄に乗り、戻ってきた。
(ちょっち危ない場所なんよ)
無事懇親会には間に合い、楽しいひと時を過ごすことができたっ!
めでたし!
どうだい!これがロック馬鹿の正しい姿だぜー。
というわけで無事捕獲したアナログ盤はマナウスにありやす。