尋ね人。

としみん

2012年10月30日 07:27

9月に一時帰国した時
福島県の南相馬の仮設住宅を訪れた。

東京を中心に活動するMAX音楽隊に帯同させていただき
集会場でルームソックス作りをする皆さんの前で
ブラジルのお話もさせていただいた。



地球の反対側からの応援メッセージを紹介したあと
一番前で聞いていたおばあさんが
涙を流しながら話し始めた。
なんでも弟さんが50年前に移民として
ブラジルに渡ったのだそうだ。
それから音信不通。
現在、肉親である弟さんの居場所はおろか
何の情報もないままである。
放射能の除染も進まず、1年半経った今も
まだおばあさんは仮設住宅に暮らしているはずだ。

弟が渡った国ブラジルからのメッセージだったから
いろいろな思いがめぐったのだろう。
涙をぬぐいながら一生懸命お話してくださった。

今回、中間報告会でサンパウロを訪れた際に
サンパウロ新聞を訪問し
記事を載せていただいた。



サンパウロ新聞のネットにも
尋ね人のところに載せていただいた。
http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/11074/menu/35/cat/124

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●JICA日系社会シニアボランティアの鶴田俊美氏は、
佐々木眞智子さんの依頼で弟の前田英二(まえだ・えいじ)さんの消息を捜している。

前田さんの出身地は福島県浪江町大堀字井手。昭和14年か15年生まれで、
生存していれば72~73歳。約50年前、同氏が20歳の時にブラジルに移住したが、
それ以降消息不明となっている。

心当たりのある人は西部アマゾン日伯協会の鶴田氏(電話92・3234・7185、reverbjapan@yahoo.co.jp)まで。

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新聞社にとり継いでくださった日下野さん、
そして突然の訪問にもかかわらず対応してくださったサンパウロ新聞の
植木さん、石橋さんに感謝いたします。

ブラジルで生活している方の中で
何か心当たりのある方がいらっしゃいましたらご一報ください。

ちなみに弟さんがお世話になったかたは
前田公平さんという方で養鶏を営んでいたようです。

少しでも手がかりがつかめるといいのだけれど。

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