インディオの村訪問。⑫
大雨で決壊した道路は
若者たちの絶好の水浴び場所になっていた。
流れが急なので本当に小さい子どもたちは泳げない。
シャンプーや歯ブラシをもって入浴するものもいる。
基本的に身体を洗うのは天然の川でだ。
アンテノールさんによると
以前、この部落を含め、
近隣には12,000人ほどの住人が住んでいたという。
白人たち(非先住民族)が
「この言葉は話すな。この食べ物は食べるな。」と
強制してから多くの住民が病気などで死んでいった。
よめさんは、ヴィラニーさん、ジョアキーナさんに
インディオの伝統工芸品の作り方を教えてもらうことになった。
トゥクマンの葉を割いたものを編んで
彼女たちは、器用に籠を作っていく。
よめさんも弓矢の装飾部分を作るのを手伝った。
「ポルトベーリョ市内にいるインディオより、
あなたのほうがずっと筋がいいし覚えもいいわ。」と誉められた。
工芸品の講習がおこなわれている間に
サッカーの練習を見ることにした。
ここにはサッカーチームがある。
男子チームが4チーム。女子は3チーム。
「彼らはとても強いんだよ。他の地域のチームには負けたことが無いんだ。」
13歳から18歳までの女の子たちが試合をしていた。
裸足もいればちゃんとしたシューズを履いている子もいる。
今回プレゼントとしてわれわれが持ち込んだサッカーボールを
早速使ってくれている。みんな大喜びだった。
ちなみにダニエラさんは大量の鉛筆を寄付していた。
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