インディオの村訪問。⑬
インディオ部落の中に青と白のきれいな2つの建物が並んでいる。
ひとつは医療施設で部屋の棚には
プラスチックケースに入った医薬品がずらりと並び、
別の部屋には緊急連絡用の無線機などが装備されている。
ポスターには『A Cura Da Nossa Aldeia』とある。
『おらが村の診療』みたいな意味か。
ここにブラジル人の看護婦がいた。
名前はビルマさん。
マナウスに二人の息子がいるんだそうだ。
1ヶ月に10日間インディオ部落を巡回診療しているのだ。
もう一つの建物というのは彼女が寝泊まりするところ。
われわれ3人(日本人二人とドイツ人)はここで寝泊まりすることになった。
この建物があったおかげで今回の旅がどれだけ助かったか。
最初に入ったトイレを見た時に気を失いそうになったくらいだからねえ。
トイレもシャワーも(もちろん水だけど)あって
台所もコンロも自由に使わせてもらえたのだ。
部屋にはテレビもラジオもある。
「ここで一人で仕事していて寂しくありませんか?」と聞くと
「私は8年間ボリビア近くの村でも仕事していたことがあってね
そこは水も電気もないようなところだったから
そこに比べたらここはホント天国みたいなもんよ。」と笑った。
51歳まだまだ元気だ。
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