Toshimin's waz'up?　-としみんのBLOG-

アマゾンで生活して早9ヶ月。

「毎日毎日暑くて大変でしょう？」
というメッセージをもらうことが多いのだが
出張中はともかく屋内での仕事がほとんど。
どこもクーラーの設定温度が低いのよ。

冷房の中、身体も動かせずに固まってしまう。
日本は節電してるっていうのにね。
空港もタクシーも効きすぎるくらい冷房が効いてるんだわ。

この温度差にやられんように注意せねばいかんずら。

ご飯は美味しいし
身体は動かさないしで
まったくもってブラジル体型まっしぐらな感があるので
時間があったらなるべく近所のジムに通うようにしている。
元から固い身体がもっと固くなっちゃってるし…。

しかしながら
日本でもジムに通っていたから
こちらのシステムとの違いにはいつも驚かされるよ。

今日はそんなマナウスのジムを紹介しよう。
（ブラジルはめっさ広いのでこれがブラジルのジムの姿ってわけじゃないよ）

入口には指紋をセンサーでチェックできる機械が装備されている。
でも　壊れて動かないことも多い…。

なんと！朝5時から夜11時まで営業してる。

屋外の照明器具はほとんどないので夜は暗闇の中、プールで黙々と泳ぐひとがいる。

そのプールの周りがジョギング＆ウォーキングコース。1周で100メートル以上あるかな。

基本的にロッカールームは信用されてないらしく、着替えるだけ。

自分の持ち物はマシンジムの隅に置く。（ロッカールームの意味なし…）
そんな人が多いのでジムの中にかばんの山ができてる。

ここでも基本的に冷房はキンキン。
そしてマシンジムの中に大きなテレビがいくつかあり
みんなマシンを動かしながらサッカーやＴＶドラマを見てる。
もちろん、ＴＶに集中して動きが止まる人も多い。

水飲み場の近くにはプラスティックのコップが用意されているが
使い捨てなので消費量が半端じゃない。
それでもみんなもったいないと思うのか水飲み器の上に自分のコップを置いていく。
しかし、置いてあるコップの量が凄まじいので
結局自分のコップがどれかわからなくなり新しいコップを使うことになる。
（わしは一回使ったプラコップをなるべく持ち歩くようにしてる…）

スタジオのプログラムの話。
ぼくが好きなプログラムは日本でもやっていた「ボディパンプ」や「ボディステップ」だ。



こちらに来て初めて経験したのは「パワージャンプ」。

参考写真。


他にも延々とちゃりんこを漕ぐ「フォルサバイク」や1時間腹筋のみをやるクラスもある。


基本…ゆるい。

というか7時からのプログラムが7時から始まることはない…。

んでもって、どのプログラムも意外なことにみんな黙々とおこなう。
ブラジル人ってみんな陽気で常に声を出してるかと思ったらそうでもない。

日本のスタジオって常に「あーい。あーい。おーい。おーい。」みたいに
声を出し続けているイメージがあったんだけど
こっちはあまり声を出さないんだ。

その代わりインストラクターが「生きてるかー？」なんて煽ると
「うおおおおおおおおおお」って凄いリアクションが帰ってくる。

というのも、返事する声が小さいと
インストラクターが怒って、音楽を止めちゃうんだわ。
で、説教が始まる。（この辺は真剣なのかポーズなのかよくわからん時がある）



煽り方はインストラクターによって様々だ。
小さいトランポリンを使って1時間跳ねまくるという
「パワージャンプ」のインストラクターの煽り方はいたって単純明快。
とりあえず「いえーい！」って答えればよい。

「生きてるかー？」「いえーい」
「前列―！」「いえーい」
「右半分―！」「いえーい」
「男ー！」「いえーい」

困ってしまうのは、ちゃりんこをひたすら漕ぎまくるという「フォルサバイク」だ。
まず、先生の声がぼそぼそしていて聞き辛い。
そのくせ場内で流れる音楽は破壊的にデカイのだ。
内容がハードなので人も少ない。

そして、質問の内容がちょっと複雑…。
「生きてるかー？」「いえーい」
「男ー？」「いえーい」
「越えなければいけない敵はだれだ？」「自分！」（ポル語でEu「エウ」）
みたいに変則的な質問が浴びせられる。

そんな時は隣でちゃりんこ漕いでるお姉ちゃんの声に
最大限の集中力で耳を傾け
ゼロコンマいくつの時差で真似して答えるようにしている。

インストラクター「越えなければいけない敵は誰だー？」
おねえちゃん「エウ！」
わし「エ…エウ！」
インストラクター「生きてるかー？」
おねえちゃん＆わし「いえーい」
インストラクター「女―！」
おねえちゃん「いえーい」
わし「いぇ…」（えへへ。失笑のち沈黙）みたいなやりとりが1時間。

もうちっとポルトガル語がわかったらもっと面白いんだろうなあ。

知らん間にポールダンスの教室がスタジオの中にできてたり
（ある日、突然スタジオの中にスタジオができてた…）
腹筋クラスのスタジオの中でボクシングのクラスが突然始まったりと
謎の多いジムの話題はまだまだ書きたいことがいっぱいある。

またの機会に紹介しませう。