Toshimin's waz'up?　-としみんのBLOG-

６月２６日

朝ごはんはタイカレー。（いなばのタイカレー）



事務所の片づけに漢字検定の引き継ぎも無事終わり、
あっという間にお昼だ。

今日は、アマゾン移民一世である辻田さんのうちにお邪魔した。

七歳でアマゾンにやってきて以来信じられないくらいの苦労をしてきた辻田さんは、
以前日伯の事務所で働いていたこともあって、本当にいろいろとお世話になった。
自宅にも何度も呼んでいただいていた。



この日は孫娘のルーナちゃんに息子のアルフレッドさん、
奥さんのアウグスタさんが迎えてくれたよ。

わしが以前「辻田さんが作ったカレーを食べたい！」と言ったのを
ちゃんと覚えていてくれて
ベーコンカレーを作って待っていてくれたんだ。

いつかこのメンバーでタバチンガからペルー、
あるいはパカライマからベネズエラを通ってカリブ海へなんて旅行にも行ってみたいよ。

アルフレッドさんはわしと同じ年齢、なんか話しやすいんだよね。
昼間から調子に乗ってビールをいっぱい飲んでしまった。



いかん、いかん、
マナウス生活もあと少しとはいえ、今日はこの後まだまだ予定が入っておる。

午後三時過ぎ、コンフェデレーションカップのブラジルの試合が始まる頃自宅に戻ってきた。

次に向かったのは日伯で日本語を教えていたハファエルさんの自宅だ。

彼は現在サンパウロで勉強中、さらに今はニューヨークに旅行中だ。

用があったのはお母ちゃんのマリナさん。
マリナさんは自宅で毎週月曜日ピントゥーラを教えている。
ガーゼのような布に直接絵の具でガンガン描いていくんだな。



この教室には、わしも何回か参加させてもらっていた。
絵を描くと嫌なこととか忘れられるからねえ。
この日は未完成だったトゥカーノ（ブラジルの国鳥）の絵を完成すべく、
今までのお礼かたがたお邪魔したのであった。

「他のおばちゃんたちいるでしょ？また生徒が増えてねえ。」

「ああ、お嬢様たちですね？」

「ははは。昔のね。そのお嬢様たちがみんなあなたに会いたがっていたのよ。残念ね。」

「すんません。なかなか来られなくて。出張はいつも月曜日に被っちゃうんです。」

去年までスポーツジムで一緒にアクアビクスをしていた旦那さんのデビッドさんも顔を出した。

「おお、よくきたね。今日はブラジルとウルグアイの試合だ。わしはＴＶ観るからゆっくりしていってよ。」

よめさんの作った花器をプレゼントするとえらい喜んでくれたよ。

さて、肝心のトゥカーノだが、手本になる絵がどこかにいってしまって
配色がよく分からなくなってしまった。

困ったゾ！

ちょうどそこに仕事帰りの由昭先生から電話が入った。

「トシミさーん。ウルトラマンのＤＶＤポルトガル語版をプレゼントしたいんですけど。どこにいますか？」

「おおお！由昭くん！そのままここに来てくれたまえー！」

そして、数分後彼は自慢のiphoneですぐに数種類のトゥカーノの画像を見つけ出してくれたのであった。
ありがとー！助かった！

おかげで素敵な絵が完成したよ！（といっても実際はマリナ先生が大部分手伝ってくれたんだけどね）



由昭くんにもデビッドさんマリナさんご夫妻にもお別れをして次に向かったのは
近所の日本人レストランMIAKOだ。これで『都』と読む。

ここでサッカー観戦をしていた日伯副会長の高山さんの車で総領事公邸に向かう。

今夜はわしなんぞのために送別会を開いてくださるというのだ。ホンマ恐縮です。

日伯会長の健先生に副会長の高山さん、文化担当理事の坂本さん、前理事の川田さん、
それから高拓会の丸岡さんというそうそうたるメンバーが揃った。



長沼総領事にはクリスマス会にも呼んでいただいたりといろいろお世話になったし
相沢副領事にも出張先やイベントやお食事会などこちらもいろいろお世話になった。

茶碗蒸しに日本酒が嬉しかったなあ。

もとやさんご馳走様でした！



この日はマナウスでのデモ第三夜。
道が混雑する前に公邸をあとにした。

この後すぐに連絡して向かったのは
地元バンド00:00のシンガーモイゼス君のマンションだった。
実は、公邸とは目と鼻の先なんだ。このマンションでも曲を作ったり、セッションしたり、
シュハスコご馳走になったり、ビデオ撮ったりとかいろいろやったなあ。



モイゼスくんにもずいぶんお世話になったよ。また会えるといいな。
バンドが大きくなりますように！

そして、荷造り再開。
タイムリミットはあと4時間。
午前3時には出発だわ。