ようこそパリンチンスへ。その3

出張二日目。

朝から学校に集合したわれわれ3人は
市役所の教育課に提出するための書類作りに追われた。

ようこそパリンチンスへ。その3

日本語クラスの概要に歴史に目的。
さらに日本文化に絡めたこのコースの必要性など。
3人で手分けをして作業を進めていく。

イラセマはともかく
われわれ日本人勢は、日本語で考えてから
それをポルトガル語に訳していかなくてはいかん。
うんうん言いながらも
数時間かけて書類の基本部分ができあがった。

さらに今まで行ってきた活動を収めた
大量のフィルムや写真の整理。
タミエ先生にイラセマ先生、
それからイノマタタダシ学園のアベニューザ校長など
いろいろな人たちに支えられて
この場所で素晴らしい活動を行うことができた。
6月のイベントに7月の修了式もきっと素敵なものになるに違いない。
おっとその前にわしもひとつ
5月にやろうと温めている企画があるのだ。
それも含めて話し合いは夜まで続いた。

そして、あっという間の最終日。
世間はイースターの休日である。
街を歩いているひとなど殆どいない。
家でゆっくりテレビを見ながら過ごしたり
教会に行ったりするのがこの日の過ごし方だ。

街の中も犬くらいしか歩いていない…。

ようこそパリンチンスへ。その3

この日はパリンチンス日伯協会の会長であるマリオさんと
今後の教室運営などについて話した。
結構デリケートな話題も多くて
大変だったんだけど、なんとかして固めていかなきゃ。

この日の飛行機は
珍しく(!)定刻通りに出発した。
といっても、時刻は夜中の12時。

このBlog記事も飛行機の中で書いてる。

そうそう、今回の出張で嬉しかったことがある。
ついに3冊目の教科書完成。

去年の年末からアイデアを出して作り進めていった
パリンチンス向けの教科書を
ビアンカ先生がついに仕上げて形にしてくれた。

パリンチンスの語学学校は無料だが
教科書は市内のXEROX(コピーをする場所)に行って
各自、お金を払ってコピーを取ってもらわなければならない。
そういうシステムなのだ。
彼らの経済的な負担を考えたときに
あまり分厚いものも作れないし、かといって内容が薄すぎてもいけない。
さじ加減が難しいのだ。
さらにこの土地ならではの会話練習やクロスワードパズル、
イラスト入りの問題に日本のむかしばなしや歌も入れてみた。

これがその教科書!

ようこそパリンチンスへ。その3

ようこそパリンチンスへ。その3

こうやって形になると感慨深いものがあるな。
ビアンカ先生お疲れさま!

5月のイベントもがんばりませう。

↓これは生徒のアナンダさんが描いてくれた絵。
ようこそパリンチンスへ。その3

左利きじゃないけどジミヘンもポールマッカートニーも好きだからOK!
ようこそパリンチンスへ。その3



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