11月ももうあっという間に最終週だ。
来月最初の日曜日は『日本語能力試験』という大事なテストがあるので
毎日のように対策授業に追われている。
対象は日本語を教えている先生たちだ。
そんな毎日の中
金曜日は、久しぶりにライヴを観に行ってきた。
『VIPER』っていう日本でもアルバムがリリースされている
ブラジル産ヘヴィメタルバンドのライヴ。
オープニングアクトは、わしも何回かライヴをお手伝いさせてもらった
地元マナウスのバンド『00:00』だ。
最近すっかり出張だ、授業だと忙しくて
スタジオ練習にも行けなかったのでこの舞台に立てなかったのは
残念だけどしょうがない。
今回は客席から応援だわ。
『00:00』のシンガーモイゼスくんの彼女ファビオラさんの
車で会場に到着した時には
すでに00:00のショーは中盤に差し掛かっていた。
会場のTATAU SHOW CLUBはふだんFORROという
ブラジルの音楽が鳴り響くナンパな感じのダンスクラブなのだが
この日は男性占有率がかなーり高いむさ苦しい空間に変化していた。
DioのHoly diverやHelloweenのI want outなど
メタルファンの喜びそうなセットで大いに盛り上がったよ。
モイゼスくんがOzzyのNo more tearsを歌いながら
客席にいるわしを見つけてステージから
「トシミー。上がってこいよー。」
って言ったけどもう最後の曲だったから遠慮しておいた。
次はいよいよVIPERの登場だ。
日本でも根強い人気を誇るANGRAのボーカリストである
アンドレマトスが在籍していたバンドだ。
再結成を果たし、
『To live again tour 2012』の真っ最中。
ところが…
ライヴを終えたモイゼスくんによると
メンバーは会場に到着していないのだった。
しかもメンバーの一人は昼間どこかに消えてしまったらしい。
大丈夫か?
モイゼスくんがギターのエリアスくんと
CDを取りに家に戻るという。
えー?VIPER始まっちゃうじゃん。
「大丈夫。大丈夫。しばらく始まんないから…。」
んーまあそうだね。しかし、なんでいつも販売用のCD忘れてくるかねえ?
数十分後、会場に戻ると
ちょうどVIPERのライヴがスタートするところだった。
00:00の時もかなりの客が大騒ぎしていたが
VIPERの比じゃない…。
びっしり埋まった客席はカオス状態で大変なことになっていたので
2階のVIP席で観ることにした。
正直言うとVIPERの曲はあんまり知らないし
演奏も荒いからイマイチだったんだけど
それでもブラジルの観客の物凄いノリを観ることができただけでも
行ってよかったなと思うよ。
PAの調子もバランスも悪かったので
アンドレマトス初体験は「え~?こんなだっけ?」って感じだった。
00:00の演奏のほうがずっかよかったな。
アンコールの途中で帰宅。
それでも時計の針は午前2時を指してたよ。
8時からは日伯の授業が始まるし
教師会議の準備や勉強会の準備もせにゃならん。
KISSのブラジルツアーは行けなかったけど
生のブラジリアンロックを体感できてよかったなー。