2月2日(土)
朝、8時から始業式。
先生たちがずらりと並ぶと気持ちがよい。
なんだかんだいって、今期も宣伝らしい宣伝をしないまま
500人以上の生徒が集まっているわけだから凄いことだ。
わしの仕事はここで教える30人の先生のレベルアップ。
だいぶ1級保持者も増えた。
2級3級を持っている先生も多くなり
モチベーションも上がってきた。
あとは横の繋がりを強化したら、さらにいい学校になるだろう。
ブラジル人生徒のモラルも問題なので
先生たちと相談してルールも決めた。
始業式は、いろんな意味でけじめがつくからすごくいいよ。
去年から始めてみたんだけど
どんどん良くなってきていて嬉しい。
11時からは毎週恒例の先生たちの勉強会だ。
1時間の授業の中で日本語だけでお喋りして
作文を書いたり発表したりする。
この日のテーマは『お祭り』。
ブラジルは、もうじきカーニバルだからさ。
『わっしょい』って言葉の意味を教えたりしたよ。
ちゅうかわしも知らなかったから調べてみたんだけど
わっしょい=和す+背負う
つまり、神様の乗り物である神輿を
みんなで協力して(和して)背負うってことらしい。
すごいなー。勉強になるなー。
とはいっても日本語を勉強したり教えたりしてる人たちって
一種のオタクだから、ブラジル―色大爆発のサンバとかカーニバルとか
あんまり興味ないみたいだ。
この日の授業では
『みなさんの気にいっている日本語』ってのも教えてもらった。
例えば、わしは『七転八起』って言葉を紹介したんだけど
なかなかことわざなんかがパッと出るわけもなく
多分、語感とかからのかっこよさなんだろうな、変わった言葉が出てきて笑った。
セーザルさんが選んだ言葉は『心理学』。うーむ、さすがインテリ派。
漢字の意味を考えると何となく神秘的に聞こえてくるぞ。
セルジオさんが選んだ言葉は『心夜』。うーむ。これはDir en greyのドラマーの名前だね。
あて字も文化のひとつか…。
そしてチアゴくんが選んだのは『四六時中』。いいね!センスがある!
午後も2時から始業式。
午前よりも多くの生徒たちが集まった。
皆さん楽しんでいきましょー。
午後5時からは漢字検定対策再開。
2月9日の本番までみんながんばれ!
7時まで漢検で7時半までに夕食を食べて荷造りして
空港に向かう。
旅行から帰ってきたエリコ先生と合流。
今回の出張先はパリンチンスだ。
こうしてわしの誕生日は終わってしまったよ。
ああ慌ただしい。