土曜日。
午前8時20分日伯協会を出発。
タクシーの運転手がえらい調子のいい人だったんだけど
領収書を持っていなかった!
(これが困るんだわ。立替えだからねえ。)
「帰りに同じ会社のタクシーに乗ってくれ。
そしたら、領収書も書くし(誰が?)
ディスカウントもするぜ!(誰がよ!?)」
とまあ、最後の最後まで調子がよかった。
今回の行き先はアクレ州リオブランコ市だ。
アクレ州はボリビア、ペルーとの国境の州。
車を走らせれば国境まですぐ!
と言っても200キロとか300キロの世界だけどね。
国境の近くにはデューティーフリーの店があるので
地元の人が香水やらワインやらを買いに行くらしい。
まずは、マナウスから飛行機でポルトベーリョまで飛ぶ。
(先週来たのにまた来てしまった…。)
しかし、ここで足止め。
視界が悪いため空港が閉鎖になるのはよくあることらしい。
結局、一時間遅れで到着。
こんなにたくさんの人が出迎えてくれるなんて!
うそです。
空港まで迎えに来てくれたのは
アクレ日伯協会のパトリシアさんとテレーザさん。
昼食後、ホテルにチェックインしたら早速日本語教室へGO!GO!
リオブランコは人口約35万人。そして日系の家族は約70家族。
毎週午後5時から7時までSEBRAE(中小企業センター)の一画を
借りて、パトリシア先生による日本語の授業が行われている。
パトリシアさんは日系2世で今は大学で臨床心理学を教えている。
土曜日だけ日本語を教えているんだけど、
実は日本に住んでいた経験もあるんだよ!
岐阜や愛知県の豊川にも住んでいたので
浜松のディスコやレストランもよく知っていたぞよ。
こういうのが大事ね。ぐっと縮まる距離感!
さらに、彼女はロックが好きなんですねえ。
ぼくが好きなパーティパーティしているやつじゃなくて
もっとインテリジェンチなやつ。
U2とかREMとかトレイシーチャップマンとかCOLDPLAYとか
オアシスとかの話を車の中でしながら教室に向かった。
今日のクラスの人数は12人。
毎回真面目に通っている生徒たちだ。
日系も非日系もいる。(非日系のほうが多いかな?)
小学生、中学生、高校生、大学生、歯科医、コンピュータの先生、
英語の先生、弁護士…などがみんなで一緒に日本語を勉強している。
今日は自己紹介の練習にプラス、わしの特別授業。
(急遽決まった!心の準備がぁ…。)
4月から始まったというこのクラスも今回が18回目の授業。
ひらがなもカタカナもだいぶ覚えていて自己紹介も
一生懸命がんばってくれたよ。
わしもギター片手に日本語の授業。
ここでも「花」を大合唱。
沖縄の場所や歴史的な背景も少し説明してからね。
みんなすごく真剣に聞いてくれて
すごく大きな声で歌ってくれたよ。
こういう機会をきっかけにもっと日本が好きになって
日本語の勉強に励んでくれるといいなあ。
パトリシア先生は授業後すぐに
YOUTUBEで「花」を見つけ出し
生徒全員にメールを送ってくれたのだ。
スバラシイ!
