★注意:船の中で書きまくっているので文章めっさ長いっす。よろしく!
5日目。
朝6時30分起床。
朝食後、ビアンカ先生は今日も元気よく
チャリに乗って学校に向かうのであった。
がんばれ~!
次回の出張時には、
戦前移民がここアマゾンに残した
財産でもあるジュート工場を
マリオさんに案内してもらおうと思ってる。
じゃじゃん!ここでみなさまにお知らせ。
わしのもう一つのBlog「ビバ!アマゾン!」内に
ビアンカ先生のコーナー「Oi!こちらパリンチンス!」を
開設することにしたよ。すでに第一回が載ってますー!
http://toshimin.exblog.jp/
パリンチンスは、ネット環境があまりよろしくない。
でも、トピックは面白いのでぜひとも取り上げたかったのね。
実は、アマゾンの凄さや面白さをみんなで協力しながら、
Blogで紹介したいってのは、横浜研修中から温めてたアイデアなのだ。
今後、アクレ州リオブランコやロンドニア州ポルトベーリョに
青年ボランティアが派遣されたら、
声をかけてコーナーを持ってもらいたいなあ、と思ってる。
もちろん、負担のない範囲でね。
今度、ボアビスタのこと子先生にも声をかけてみよー。
ジョゼフィーナのY先生もどうですかー。
さて、空港閉鎖。
あなたな~ら♪ど~する~♪
この際、24日まで居座ってのんびりする!っていう手もあるが
わし、今週もバリバリに予定が詰まっているんだわ。
よって、バルコ(船)にてマナウスに帰ることにした。
バルコがパリンチンス港を出るのが午前11時。
それまでどうしよう?と思っていたら
マリオさんがヘルメットを持って一言。
「トシミ!イノマタにいくぞ!」「OK!」と答えたが
頭の中は?状態。
イノマタタダシ学園は、初日に「おさるのアイアイ」をやったところ。
JICAの草の根運動で作られた建物で
責任者は、パリンチンス日伯協会のマリオさんがやっている。
オートバイに乗って、朝のパリンチンス市を走る。
通りで魚を売る人。
馬をひいて歩く人。
モトタクシーに自転車に
すごい数のバイク。
朝の街は活気に満ち溢れている。
日本人の名字がついたお店がやたらと目につく。
前回の巡回では気がつかなかった。
日本人が戦前から入植した名残が至るところに残っている。
数分後、イノマタタダシ学園に到着!
どうやら校舎裏の水道管の調子が著しく悪いらしい。
すぐにマリオさんがまた一言。
「トシミ!家に戻るぞ!」「OK!」
じゃあ、事務員のエレーナさんにお別れの挨拶しなきゃ。
エレーナさん曰く。
「また戻ってくるって言ってるわよ。」
再び??。
まあよい。
家に戻って倉庫の中をガサゴソやるマリオさん。
「トシミ!これを運ぶぞ!」「OK!」
マリオさんはまったくといっていいほど日本語が話せない。
わしもOKしか答えてないが、
8mもの水道管ビニールパイプをバイクの荷台に乗って運ぶことになった。
風の抵抗と闘うこと数十分。無事到着。
これで、校舎裏のカボチャはすくすくと育つであろう。
よかった!よかった!
何もよくない!
実は、わし滞在していたホテルのルームキーを
チェックアウトした時に渡さないで
そのまま持ってきてしまっていたのだ。
がひーん。
親切なマリオさんは
結構な距離のところに位置するホテルまで送ってくれたよ。
さあ、出港まであと2時間。
ついに港に到着。
マリオさんがチケットの買い方を教えてくれ
港も案内してくれた。
こちらはちょうど港に停泊していたマリオさん所有の船。
「これとこれがわしの船でー、この船の名前は
息子の名前とわしの名前をくっつけたのだ。わっはっは。」とか言ってる。
快くヘッジ(ハンモック)も貸してくれたんだよ。
これがないと船の中での寝場所がないのだ。
おまけに「付け方がわかんないだろう」と、しっかり場所まで確保してくれた。
「暇な時間に船の中で絵を描きたいんだよねー」と
わがままを言ったら、文房具屋まで連れて行ってくれるしさあ。
優しいでしょ。
マリオさんとは、この文房具屋の前でサイナラ。
またお世話になります!
さて、船に乗り込みハンモックに横になる。
船酔いする前にハンモック酔いしそうだがなかなか気持ちよいゾ!
船の中にもガンガン物売りが入ってくる。
「チーズ、いらんかえ?」
「チキン弁当いらんかえ?」
「ビスケットいらんかえ?」
ハンモックに揺られながら、ギターを弾いていたわしだが
空腹のあまり出港前にチキン弁当を食べてしまったよ。
これで6ヘアイス(300円くらい?)。
チキンを頬張りながら、隣のハンモックの若者に話しかけた。
ハンモックとハンモックの間は数センチ。
超密着しとるのだ。仲良くせんとね!
彼の名はアドリアノくん。
この船でマナウスに帰るという。
お互いに自己紹介していたら、あっという間に出港の時間になった。
あ。
あ。
ああああ…!
マリオさんだ。
バイクで出港直前に駆けつけてくれたのだった!
何も言わず、親指だけ立ててニッコリ笑ってる。
どこまで優しいんだ、この人!
泣きそうになった。
(ちゅうか、船の中でこれ書きながら
思いだして泣いてるわしがいる…。ひー。)
船が出る。
パリンチンスがどんどん遠くになる。
アドリアノが「屋上に行こう!もっとよく見えるよ!」って誘ってくれた。
ありがとーパリンチンス!
すべての生徒。
すべての先生。
すべての関係者。
みなさまに感謝。
いつものセリフだけどめっちゃ有意義な巡回訪問だったよ。
