6月と10月に行われる『高拓生入植80周年イベント』には
全面的に協力する。具体的に日程も決まったよ。
個人的に歌を歌うことでも参加できるし
ビアンカ先生と協力して
日本語教室の生徒たちを上手に参加させるよう
努力していかなきゃいかん。
会議の様子。80周年記念のロゴも見える。
さて、今回の出張。本来の目的は教科書作りだ!
パリンチンスの学習者にあったものを
学校が休みのうちに急いでつくらなきゃならんのだ。
ビアンカ先生と計画を立てて
ひたすら描くべし。
ひたすらPC打つべし。
荷物一人旅というトラブルはあったものの
マリオさんが航空会社に交渉してくれたおかげで
予定より一日延ばして仕事することができたよ。
ベースは西部アマゾン日伯協会で使っている
初級1・2の教科書だけど
いくつか工夫してみた。
動詞・形容詞は、ぜーんぶ絵で説明。
生徒の興味を惹かせるためだ。
動詞を50個、形容詞も70個ほどピックアップして
全部で120個以上の絵を描いたよ。すごいでしょー。
それから、この土地に合うような会話練習も入れてみた。
ボイブンバのお祭りのときには、
ぜひ日本人観光客とお話してほしいっていう
ビアンカの願いが込められてる。
さらに巻末には、80周年の式典で合唱できるような日本の歌も入ってるよ。
パリンチンスの生徒に向けて作った教科書だけど
西部アマゾン地域のいろいろな教育機関での
日本語教育のとっかかりにはとてもよい教材ができたと思うんだ。
マナウスでもリオブランコでもボアビスタでもポルトベーリョでも
紹介してみるつもり。まずは今週土曜日のマナウスの教師会議だな。
全部で90ページ以上という
結構なボリュームだけど意外にコンパクトにまとまった。
まだ後少し作業が残っているけれど
それはビアンカ先生に任せるとしよう。がんばれー。
生徒が喜ぶ顔が見えるなあ。
今回の教科書作りは
市立図書館やマリオさんのアパートの軒下や
語学センターなどいろいろな場所を使って行ったんだけど
どこにいても生徒やら関係者やらが声をかけてくるので
対応がなかなか大変。みんな人懐っこいんだわ。
連日、朝9時ぐらいから夜も9時ぐらいまで頑張った!
日本語教室の生徒たちアンドレやダニロンは
「うわあ。新しい教科書作ってるの?楽しみだ!」って言ってくれるし
手話クラスの生徒ソーニャさんは
「素敵ねえ。日本語習ってみたいのよ」なんて言いながら
ポルトガル語の手話を教えてくれた。
これ、手話で「Japão」ってやってるところ。
「じゃ!」
「ぱおーん!」
富士山をイメージしてるんじゃないかな…?
マリオさんはマリオさんで
「これでも食べろ。」ってチーズやらオリーブを差し入れしてくれた。
あれ台所で自分で盛り付けしたんだなって思ったら泣きそうになったよ。
というわけで
そんな教科書もあともう少しで完成でーす。