『アブラハムの子』もやった。
大学時代の親友ににっしゃんがいる。
今も「雷一家」っていうパンクバンドで活動しているんだけど
学生の頃、酒の席で必ず彼がやっていたのが「アブラハムの子」だった。
「アブラハムには7人の子~♪一人はのっぽであとはちび~♪
みんななかよくくらしてる♪さあおどりましょ♪ 右手!」「右手!」ってやつ。
(にっしゃんのは歌詞もメロもちょっと違うんだよな)
右手~左手~右足~左足~頭~お尻~回ってと順々に
踊るパーツが増えていく。
そんでもって、最後はもうなんだかわけのわからんクレイジーな踊りになるのだ。
にっしゃんも町田の「村さ来」で「養老の瀧」で「太郎丸」で
ビール瓶や一升瓶を片手に踊り狂っていたものだ。
まさか、そのクレイジーなナンバーを
地球の反対側で
ブラジルのみなさん400人と一緒に大合唱するとは
夢にも思わなかったよ。
もうね、新興宗教を通り越して
宇宙に行ってしまったようなトリップ感があるね。
アマゾンで踊るアブラハムの子。
これだけでもこのイベントやってよかったわ!
セーザル先生なんてもはや人間に見えないもん。
さてさて、こちらは
さすがの貫録の『風河火山』のメンバー。
会場の声援も大きい!
ミカエルくんは日本語教室の生徒。
「ドラムかパーカッションやってる生徒いないかなあ?」って尋ねたら
リエ先生が紹介してくれたのね。
彼とは、数週間前から練習し始めたんだけど
ドラムの腕前はもちろん、性格がよいのよ。優しいんだわ。
今回はスネアとフロアとタンバリンというすんばらしい3点セット。
ブラジルの人気歌手Luan Santanaの曲もやったよ。
数週間前、授業が終わった日伯の若い先生たちと話してたときに
「トシミさん。今度のコンサートでは
修了式で演奏したLuan SantanaのVoce nao sabe o que e amorは、やらないんですか。」
って聞かれたのね。
「多分やるよー。」って答えたら
「もっと有名な曲があるんですけどー知ってますか。」と言って
みんなで『Meteoro』という曲を歌い始めたのよ。
「やっぱりいい曲だよね。トシミさん、知らない?CMでも流れてるよ。」
「うー。知らないー。」プチ疎外感…。
その時、わしは密かに決意したね!
「猛特訓して、本番でみんなをびっくりさせたるわい!」
それから、速攻でYoutubeをチェックし
某サイトで音源と歌詞をダウンロード。
地獄の猛特訓を開始したのであった。
ポルトベーリョの出張中も田辺先生のうちで練習しまくり
ポルトベーリョの日本語教室の生徒の前で初披露。
発音の悪いところをルイキくんに駄目だしされて凹んだりといろいろあったが
ついに本番を迎えることになったのだよ。
うわっはっははー。大成功だっ!
その他、アランくんと『蕾』歌ったり
生徒たちと『夢の中へ』を歌ったり、楽しかったよ。
コンサートの最後は
『風河火山』の太鼓と踊りのメンバーを交えて『島唄』のダンスバージョン。
会場の椅子をとっぱらい、フロアでみんなで踊ったのだ。
(会場清掃の手間も省けるってなもんだ!ひひひ。)
なにはともあれ無事に終わってよかったー。
興奮冷めやらぬわしはアドレナリンがブリブリに出て
全く眠ることができずにこんなに長い日記を書いてしまったずら。
コンサート終了後。
またしても新たなお誘いがあったのだ。ま、それは4月まで待てっ!
そして今度はアマゾナス劇場だーっ!
