リオブランコの出張から一日置いて
パリンチンスへの出張だったよ。
今年はアマゾンに高拓生が入植して80周年の記念の年。
6月と10月にはイベントが予定されている。
去年7月末からスタートしたキムラ語学センターの日本語教室も
夏休み明けでこの2月から再開した。
とても大事な時期なのだよ。
7時着。空港まで日伯協会のマリオさんが迎えに来てくれた。
今回は荷物トラブルもなし。
(前回はわしの荷物がベレンまで行ってしまった…)
前回のトラブルのおかげで(!)
空港の係員たちは完全にわしの名前と顔を覚えているので
「トシミー。トシミー。」と声をかけてくる。
ホブソンさんの車で
日本語の授業をやっているキムラ語学センターまで移動。
なんといきなりトラックの荷台で移動だ。
風が気持ちよい!
しかし、毎回いろんなことに驚かされるな…。
授業を一時間見学して
外の屋台でパステウを食べてこの日は終了。
あ、そうそう!
先月ビアンカ先生と頑張って作った教科書を
生徒のみんながモノ凄~く喜んで使ってくれていたのだ!
とても嬉しい気分だよ。
明けて水曜日。
朝8時からの授業に間に合うように7時40分入り。
前日の授業を少し見ての感想&アドバイスした。
ビアンカ先生はしっかりそれを噛み砕いて
さらにいい授業にしようと努力してくれる。
授業の後半30分をもらってぼくもちょっとした授業をした。
先日行ったコンサートのこと。
その目的やハンドブックを配ったこと。いろいろお話した。
TVで見てコンサートのことを知っていた生徒も大勢いたなあ。
「今日はみなさんにそのハンドブックをプレゼントしますよー!」って
言ったときのみんなの嬉しそうな顔は忘れられないよ!
調子に乗って『アブラハムの子』も授業中に披露した。
もちろん、ビアンカ先生の踊り付きだ。
もはやセーザル先生を越えた感があるこの踊り。
どのクラスでも生徒たちは大喜び!
結局この滞在中の8つの授業全てで踊って歌った…。
肉体の限界を感じる授業なのだ!まさに体力勝負!
実は、今週の授業を最後に
今まで一生懸命にアシスタントを務めてくれていた
タミエ先生が教室を去ることになった。
家庭の事情なので仕方がないが残念だなあ。
日本の高校も卒業している彼女は
ポルトガル語はもちろん日本語も非常に流暢で
毎回のクラスを上手にサポートしてくれていたのだよ。
最後の授業ではビアンカ先生からピアス
そしてわしからコーヒーカップをプレゼントさせてもらった。
授業の後は屋台で最後の晩餐。
来月からは新しいアシスタントを迎え
新体制で授業がスタートする。
これまた期待と不安でいっぱいだあね。
ま、ぼちぼちいきましょ!
しかしながら、7月から始まった日本語クラスも
すっかり生徒たちが馴染んできて、
どのクラスも本当にいい雰囲気なのだ。
教室の掲示物もどんどんパワーアップ。
生徒たちに書いてもらった年賀状もどかんと部屋の壁に貼ってあった。
金賞、銀賞、銅賞受賞者にはカレンダーや日本のマンガ雑誌、
それから日本の料理ハンドブックなどの賞品を進呈。
ビアンカ先生によるこの辺の気配りが生徒の心を掴んでいるんだな。
会話の練習も活気にあふれた楽しい時間だったよ。
会話の練習をしてると
浜松国際交流協会での「すぐにつかえる日本語」の授業を思い出す。
いい授業にゴールなんてないけど
確実にあの頃頑張ってやっていたことが今役に立っているよ。
毎週2人一組で教案を考えて、授業を作ったものだった。
チームワークが超重要!
メインの先生が授業をやっているときは
もう一人がアシスタントに徹するのね。
時に生徒役になり
時に生徒のサポートをする。
授業中は一秒も気を抜くことなんてできんのだ。
今回のパリンチンスでの授業は
「導入」「復習」「新出」「アクティビティ」と
すべてが充実していてすごくよかったよ!