木曜日。
朝から酷い雨。
こんな中、10名程度の生徒が集まってくれた。
午前8時から一時間半。
川田さんの写真の前で朗読するイラセマ。
何度読んでも毎回泣いてしまう。
そして9時半からまた一時間半。
10代の生徒たちも真剣に聞いてくれた。
出稼ぎ帰りの人たちも日本の悲しい歴史の話に
じっと耳を傾ける。
お昼休みにはマリオさんから呼び出されて
地元のラジオ局まで副市長に会いに行った。
「マナウスの新聞に載ってたよね。見たよ。」って言ってくれたよ。
UFAMでの開催については下見した視聴覚室の使用が不可能になったため
残念ながら中止することにした。
マリオさんは「外でやってもいいじゃないの?」って言ってくれたんだが
ポスターなどもだいぶガタがきているので外には貼りたくなかったのだ。
それに、実はもうひとつふたつ
ここパリンチンスでやらなきゃいけないことがあるので
時間ができてよかったといえば、よかったかな。
夕方。
午後5時。イラセマと待ち合わせをして向かったのは…
ドナマリアの店。(マリアおばさんの店ね)
なんと40年間、毎日アマゾナス通りの中央分離帯に
お店を開いている。
メニューは一つ。タカカというスープだけ。
5ヘアイス。約250円。
いやーブレてない。
味もいい!
教室に戻って授業の準備をしていると突然イラセマが言った。
「わたし。この仕事全然大変と思わない。面白い。」
若干文章がおかしいが嬉しいねえ。
夜も原爆展の授業。
この日も沢山の人で教室はいっぱいになった。
6時からのクラスには20人近くが集まり
7時半からのクラスにも15人程度集まった。
結局、パリンチンスでは二日間で計7回の授業をおこない
130名から140名くらいの人たちに
原爆展に参加してもらうことができた。
この企画を開催することを楽しみにしていたビアンカ先生が
参加できなかったことが非常に残念だったが
歴史的にも日本とのつながりが非常に強いこのパリンチンスで
こういったイベントを開くことができ
地元のひとたちと平和について考える時間を共有できたことは
とても有意義だったと思う。
13日のマナウス。200名
14日のポルトベーリョ。30名
16日のリオブランコ。80名
21日のボアビスタ。30名
24・25日のパリンチンス。130名
今月の出張はタフだったけど
大勢の人たちに大事なことを伝えることができた。
西部アマゾン中を飛び回って
何とかやり遂げることができたよ。
協力してくれた全てのみなさんに感謝です!