出張からマナウスに戻った日(深夜12時過ぎ)、
午後はヒカルド先生の授業を見学した。
ほとんどの生徒が非日系人なんだけど
生徒のうちの一人が日系人で
最近まで日本に住んでいたことがわかった。
カルロス・シハラ・マツイ・ダ・シルバくんは
11歳まで日本にいたんだって。
というわけでインタビュー開始です。
トシミ(以下ト):こんにちは。授業お疲れさまでした。
カルロス(以下カ):こんにちは。(笑)
ト:さっきヒカルド先生に聞いたんだけど日本に住んでいたの?
カ:うん。今13歳で、1998年5月から2009年まで11年間。
岐阜県大垣市の大垣南小学校に行ってた。(笑)
ト:え?ということは日本生まれ?
カ:そう。お父さんブラジル人でお母さん日系人。(笑)
ト:兄弟はいるの?
カ:お姉さんが二人。一人は日本で(笑)もう一人はマナウス。(笑)
ト:日本の思い出を教えてくれる?
カ:友だちがいっぱいいた。サッカーやってた。センターフォワード。(笑)
TVもよく見た。ダウンタウンは好きだけど、ナインティナインは…。
ト:お笑い好きなんだね。よゐことかココリコは?
カ:…。知らない。(笑)
ト:学校の生活はどうだった?大変だった?
カ:いじめなんて全然なかった。
でも、漢字が大変。(笑)勉強は本当に大変。
ト:好きな教科は?
カ:算数と理科と体育が好き。図工も好き。ブラジルの学校には図工の授業ないから。
反対に嫌いな科目は社会と音楽。(苦笑)
ブラジルと違って日本の学生は先生の言うことをしっかり聞くね。
ト:ところでどうしてまた日本語の勉強を始めたの?
(ブラジル帰国後、勉強を始めてすでに1年近くになる)
カ:うーん。忘れてきちゃったから。へへへ。
ト:日本にまた行きたい?
カ:うん。行きたい。カレーが好きだからカレーが食べたい。(ブラジルにはカレーを食べ
る習慣がないし、レストランのメニューにもほとんどない。)
ト:今日はどうもありがとう。今度、修了式があるんだけどそこでカレーを食べることが
できるよ。お父さんやお母さん、お姉さんも連れておいでよ。勉強頑張ってね。
ふだん、Blogの文を書くときや自分のコメントを書くときにポリシーとして
(笑)は、使わないようにしているんだけど今回はインタビューだから使った。
(笑)がないとカルロスくんがどうしても冷たい印象になっちゃうからね。
とても大人しくてシャイな彼。
日本語の授業は休まないし、真面目に通っている。
ご両親がポルトガル語を家庭で使っていたのと
日本では公立の小学校に通っていたこともあって
ずいぶん流暢に両方の言葉を操るのだ。
日本が好きだから、毎週通ってるんだね。
2か国語を操れるっていうのは一つの大きな財産なんだから
自信を持ってこれからもがんばってほしいな。