夢がひとつ叶いました。
せっかくブラジルにいるんだから
現地の人に溶け込んで何かをしたい。
一番得意な分野は長年聞き続けているロックだから
バンドを組んだり、ライヴをしたりしたかったんだけど
これがなかなか大変なんだわ。
まず人集め。
同じような音楽の趣味を持った人たち
レベルもある程度同じじゃないといかん。
前に日本語学校の生徒に頼って
一度試みたことがあったんだけど
スタジオはなかなか予約しないし、結構ゆるゆるしてたので
バンド結成の夢は、ちょっと諦めてたんだわ。
ところがどっこい去年の11月頃かな?
地元のバンドと一緒にライヴをする機会があって
(その時は数曲ゲストとして歌わせてもらった)
それから、曲作りやらなんやらで
毎週のようにリハーサルスタジオに通うようになり
ライヴも一緒にやろうかってことになったのだ。
00:00という名の地元のバンドは
もうすでに音も完成されているバンドなので
わしは足を引っ張らないように
コーラスとギターで参加させてもらっている。
ふだんはオリジナル曲を演奏し、自主制作ながらCDもリリースしている。
今回はSKID ROWというアメリカのバンドのカバーバンドとして
ライヴをするとのことでわしも出張先のホテルでも日夜練習しておった。
ダブルブッキングという致命的なライヴハウスのミスで
1月後半のライヴは飛んでしまったが
今回は大丈夫だろう!
って思うでしょ?
甘かったー。
実はベースのエジエルくんはクラシックのオーケストラにも所属していて
そこではコントラバスを担当している。
先週、サンパウロに新しいコントラバスを買いにいったのはよかったが
ライヴの日にマナウスまで戻ってこれなくなってしまったのだ。
コントラバスを運んでくれる航空会社の飛行機は
ライヴの次の日にならないと飛ばないのだそうで、
当初予定していた航空会社はそんな大きな楽器は運んでくれないんだと!
それが発覚したのがライヴの3日前。
絶対またキャンセルだーと思っていたら
助っ人登場!マイコンくん。
3日で全部の曲を覚えてきちゃった。
というわけでいろいろありましたが
昨日の夜は1年7カ月目にしてバンドとしての初ステージだった。
出張から帰ってきたばかりで疲労指数120%だったのだが
新しいタトゥーも入れ、(うそ)
衣装も買い
万全の態勢でライヴに臨んだ。
マナウス郊外にあるMotoRock Barがライヴの会場だ。
ガンズンローゼズのカバーバンドと2マンのショー。
まずまず盛り上がったよ。
Youth gone wild
18 and life
Get the fuck out
Forever
Monkey business
Living on a chain gang
Wasted time
Into another
In a darkened room
I remember you
Big guns
Can’t stand a heartache
Break down
Quicksand jesus
The threat
Slave to the glind
Little wing
を演奏したのだ。
動画はこちら。
ライヴハウスのギターアンプはすこぶる調子が悪かったし
ボーカルもコーラスも音量が小さくてあれ?って感じだったけど
まあ、それよかブラジルでバンドでライブができたってのは
わしの中では快挙。
あ、そうそう
最後の曲I Remember Youには
「Glory Opera」っていうバンド(結構有名らしい。日本でもCDが出てるのかな?)の
シンガーがゲスト出演したよ。
なんとなんともう一つのバンドのパフォーマンスも含め
ライヴ全てが終了したのは
午前4時だった!さすがブラジル。これが当たり前なんだよね、きっと。
モイゼス、エリアス、アレシャンドレ、サムッカ、マイコン、エジエル!ありがとう。
謎の東洋人を受け入れてくれたバンドに感謝!
世の中はサンバカーニバル一色だけど、
ロックバンドのライヴこそわしにとってのカーニバルなのだ!
