架け橋。その1

去年はネグロ川(アマゾン川)に長い長い橋が架かった。
約2年前JICAの研修の最後に
ポルトガル語でスピーチをする機会があったんだけど
そのときのタイトルは「橋」にした。
日本とブラジルを繋ぐ橋のような役割をしたいってカッコいいこと書いたんだが
どこまでできてるのか、
なにやってるんだか、
さっぱりわからなくて今でもクヨクヨすることがある。
デカイこと言ってやり始めるんだけど
途中でクヨクヨしたり手を抜いたりするのがわしの悪いところだ…。

さて、昨日は
朝8時からリエ先生の代打、ウィリアムくんの授業をお手伝い。
この一カ月で生徒の気持ちをがっちり掴んだ感のあるウィリアムくん。
日本語の能力はまだまだだけど、これからググンと伸びるだろう。

この日は代打最後の授業ということで、
ウィリアムくんは
生徒のみんなにひとりづつメッセージつきのチョコを配っていた。
日本人にはない習慣というか感謝の表現なんだな。

11時から作文力をつけるために先生対象の勉強会をして
午後はタケル先生の授業のお手伝い。
初級4のクラス、言葉が汚い生徒もいるんだよね。
マンガやアニメや映画の影響だと思うんだけど
授業中に平気で「きさま~」「このやろー」「てめー」なんてやってる。
2年も通っているとよくも悪くも慣れてきてしまい遅刻する生徒も多い。

3時間の授業の中には20分間の休憩時間が設けられているのだが
40分も教室を出たまま隣のスーパーまで買い物に行って帰ってこない生徒もいる。

これがブラジル流とか言いたくないので
「教室の中は勉強するところ。
きさまー、てめーのような言葉は友だち同士の中でしましょう。
将来みんなが日本の企業に入ったり、日本人の友だちを作ったりしたとき、
言葉使いひとつで日本人の態度はガラリと変わって、時には関係が終わっちゃうかもしれませんよ。」と伝えた。
「それから、休み時間は守りましょうね。
授業に遅れて入ってきて気持ちも込めないで『オクレテスミマセン』だけでは
先生に対する尊敬の気持ちが感じられません。
ぼくは来週もこの授業に来ます。
宿題のチェックを一生懸命しますからがんばってやってきてくださいね。」

こんなん、わしが子どものころに言われてきたことじゃん。

こんなこと言うのも嫌だけど言われる方も嫌だよね。
なんちゅうても生徒は20代の子がほとんどだからさあ。子っちゅうか大人だわな。
ま、これでブーたれる生徒がいてもしょうがないか。
あんまりいないけど。

こちらの生徒のいいところって
怒られても根にもたないというか、次に会っても普通に接してくれるから嬉しい。

待てよ?
注意されたことも一瞬にして忘れてしまうってことかな?そりゃいかん!

架け橋。その1


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