午後は、集会所にて歌と踊りのパフォーマンスが行われた。
わしはヒカルド宮田と一緒にポルトガル語の歌を披露したよ。
さあ、そして『MAX音楽隊』の登場。
おばあちゃんたちにとっては孫娘のような彼女たちの一生懸命のステージ。
懐かしのメロディを
一緒に口ずさんで、手拍子して、身体を揺らしてリズムをとっている。
久しぶりに生で聴くことができた藤原さんの声も絶好調。
「メタルマクベス」「Tommy」「RENT」など様々な舞台の歌唱指導をされてきた
その歌声は衰えるどころか艶を増して、魅力的だった。
おばちゃんたちは涙を流して大笑い。
大爆笑のMCは相変わらずだったよ。わしは昔から藤原さんのMCがツボだった…。
こちらが『MAX音楽隊』のホームページ。
↓
http://maxmusicfactory.web.fc2.com
ショーも大成功に終わり
我々Haro!チームは、郡山からやってきたラジオパーソナリティの日塔マキさんと
一路、南相馬のFM局を目指した。
福島出身のマキさんはイベントMCやラジオのパーソナリティの他
任意団体「PEACH HEART」でも活動中。
http://peach-heart.jimdo.com/
ひょんなことから基恵ディレクターとの親交がはじまったんだという。
福島に来る車の中で一生懸命に彼女のことを話してたっけ。
「としみん。マキちゃんとね、もうひとり会わせたい人がいるんです。
札幌のFM局で『カラカラソワカ』って番組やってるチカちゃんっていうんだけど…。」
そのチカちゃんこと宍戸慈さんが突然目の前に現れた!
「えー!どうしてここにいるの??」
偶然、仕事の関係で南相馬のFM局を
地元NPOの伊藤さんとともに訪れていたのだった。
札幌、郡山、浜松のパーソナリティが南相馬で偶然集まっちゃった。
彼女たちはアマゾン地域でのわしの活動についても興味を持って
一生懸命聞いてくれただけでなく、番組でも取り上げてくれると約束してくれたのだ。
波長が合うというかなんというか、もっとお話していたかったけど時間がない。
彼女たちとの再会を約束し、藤原さんたちに合流した。
藤原さんが活動の最後に見せてくれた景色は
家も車も船も流されて何もかもなくなった南相馬の景色だった。
瓦礫の撤去がずいぶん進んだとはいえ
津波の爪あとが今も残る景色は
実際にその場に立つと言葉を失うほどだった。
藤原さんにインタビューをして、彼らとはここでお別れ。
来年7月にブラジルから帰国したらまたご一緒させていただく約束をした。
彼らは片道6時間かけて来週もここに通う。
被災地のみなさんが心待ちにしている素晴らしい活動を続けるのだ。
身体にだけは注意してくださいね。
さてさて、浜松まで新東名を通って帰ってきたよ。
情けないことに「運転するよー。」と言っていたわしだが
疲労困憊で結局、基恵さん&ヒカルドに
すべて任せてしまった…。すまぬー。
午前2時に浜松到着。
震災から1年半。
まだまだひとりひとりができることってあるんだと思った福島行きだったよ。
藤原さんをはじめとするMAX音楽隊のみなさんに感謝。
基恵&ヒカルドに感謝。
そして、南相馬のおばあちゃん&おばちゃん&こどもたちの笑顔に
沢山のエネルギーをもらいました。これまた感謝。
