イベントの話とパトリシアさんの話。

パリンチンスの語学学校は
Aldair Kimura Seixasという名前だ。
この学校に尽力したキムラさんの名前が使われている。

数ヶ月前、わしとエリコ先生とイラセマ先生で会議を開いた時
「何か面白いイベントを日本語クラスでやりたいね!」ってことになった。

日本語の歌と踊り、劇なんかやってもいいんじゃない?

それをフェルナンダ校長先生に話すとずいぶん気に入ってくれ
「どうせなら英語クラスにスペイン語クラス、手話クラスのみんなも
巻き込んで大きなイベントにしましょうよ!」って話がどんどん膨らんでいったのだ。

マナウスではスピーチコンテストの全国大会があるので
それに間に合うようにわしは帰らなければいけない。

ということで
開催日は11月9日(金)に決定。(わしの予定に合わせてくれたのだ。恐縮です。)
各クラスが準備に準備を重ねてきた。

日本語クラスの出し物は
歌2曲とよさこいソーランに決定した。
歌は『夢の中へ』と『明日があるさ』
そしてよさこいソーランはエリコ先生の振り付けつきで
衣装もばっちり揃えてみた。
衣装代は、ひとり17ヘアイス。(約800円)
なんだ!安いじゃん!って思わないように。
みんななけなしのお金を出して衣装を揃えたんだから。

この日本語クラスには
パトリシアさんという生徒さんがいる。
精神的な病気を抱えていて病院にも通っている。

今回、病院の先生や関係者が
日本語の授業を訪れ、このクラスがどれだけ彼女の支えになっているかを話してくれた。
彼女は絵の才能にも恵まれているので
日本語教室の絵カード作りなども積極的に参加してくれる。
(ちなみに前のページの「せんせい」も彼女が描いた。うれしいね。)

イベントの話とパトリシアさんの話。

彼女は、ひらがなもカタカナも覚えるのが遅いけど
いつもニコニコ笑いながら授業に参加してくれてるんだ。

彼女のもう一つの才能はポエム。
詩を作るのが大好きなのだ。
最近、はまっているのが替え歌作りで
今回のイベントでその替え歌を披露することになった。

♪Amizade Amizade é que une a todos nós
Meu amigo de verdade
Ouça bem a minha voz...♪

(友情、友情、わたしたちみんなをつないでる
本当の友達には、わたしの声がしっかり届いてる)

ブラジルで人気のドラマ『Lado a lado』の主題歌である
『liverdade』っていう曲の替え歌だ。

授業でこの替え歌を披露した時も
クラスのみんなが一緒に歌ってくれたっけ。

イベントのトップバッターはこのパトリシアさんの替え歌だった。
もちろんクラスの仲間も応援に回ったよ。

イベントの話とパトリシアさんの話。



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