パリンチンスにいく。①

パリンチンスへの出張はサンパウロから帰ってきてすぐ。

飛行機で隣の席に座った女性は歯科医師で
現地人のために巡回診療するという。
ブラジリアに住んでいること、マナウスで育ったこと、
旦那さんはアルゼンチン人で互いの国の言葉が家庭内で
飛びかっていること。
(基本的に自分の国の言葉しか喋らんらしい。
聞くのは相手の国の言葉で喋るのは自分の国の言葉。)

まあ、喋るわ、喋るわ。

なんと、一昨年の暮れに訪れたアマゾナス州の果てにある
サンガブリエルダカショエイラに住む日系人歯科医は
共通の知り合いだった!

これから1週間、何時間も船に乗ってジャングルの中に入り
現地人の歯の治療にあたるのだ。
さんざん喋りまくったあとに一言。

「ああ、そろそろ寝るわ。」

その数分後に着陸。

「全然、眠れなかったわ。」

このいい加減さがブラジル人の魅力だ。
パリンチンス行きの飛行機はいつも楽しい。

真夜中に到着しても勝手知ったるパリンチンス。
タクシーの運転手さんももう顔馴染みだ。
(というか日本語学校の元生徒のお父さん)

疲労困憊で眠りについたが
早朝、もの凄い雨の音に起こされた。

パリンチンスにいく。①

朝食を食べに行ったら食堂には誰もいない。
台所にも前日の食べ残ししかなかったので諦めた。

午前中友人のクリスチアンと約束があったけど
この大雨じゃあどうにもならんのでホテルに缶詰めだ。
マリオ会長から電話があって
あるプロジェクトのミーティングをすることになった。

昼ご飯は、市内のブラジル人学校でポルトガル語を教えている
ファロアニアさんと食べた。タンバキー専門店。
「パリンチンスの中でここには行ったことがあるか?
あそこは知っているか?」
いろいろ聞かれるが行ったことのないところだらけ。
知らん単語を辞書で調べつつ会話が続く。

もう30回以上パリンチンスを訪れているが
いわゆる観光名所や島民の憩いの場所なんてのには
今まで行く機会もなかったし、案内されたこともなかった。
日本人移民の歴史の中でも重要なビラアマゾニアや
マリオ会長のファゼンダ(牧場)くらい…。
あとはクリスチアンの兄の別荘か。
とにかく、不憫に思ったのかファロアニアさんが
雨上がりの島をいろいろ案内してくれた。

こうして島をいろいろ車で案内されると
今まで知らなかった島の一面が見えてくる。
会員制のクラブハウスや島民の憩いの川辺などなど。

次の日の授業の準備の邪魔になってもいかんので
ぐるっと島を一周して戻ってきた。

パリンチンスにいく。①


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