6月11日
朝5時半集合。
日本語教室に以前通っていたネイラさんとちえさんが
それぞれのシチオを見せてくれるという。
シチオってのは牧草地だ。牛を飼ってもいいし、畑にしてもいい。
日本での出かせぎで稼いだお金は
シチオを買ったり、アパートや土地を買ったりに充てる。
財テクもわしなんかよりよっぽどしっかりしているよ。
パリンチンス最後の日も
生徒たちが大自然を案内してくれるってわけだ。
連日のお誘いは非常にありがたいのだがさすがに疲労が蓄積してきたゾ。
この日、集まったのは
イヤシーさんチエさん夫婦
ネイラさんハイムンドさん夫婦
それからウエンデルくん。ハイムンドさん以外は日本人の血が入ってる。
みんな日本語教室の仲間だ。
この日のために友人に借りたという中型の舟に乗り込んで川を進んでいく。
疲れたら舟の舳でねてもよし
ハンモックでねてもよし。何でもありだ。
マンジョーカ芋の畑にレモンやミカンの樹がなる
彼ら自慢の土地を見せてもらった。
昼ごはんはタンバキーの丸焼き。
シンプル イズ ザ ベスト!
出かせぎから帰ってきてから買ったという土地に建つ家の裏手に回ったら
日本愛してるっていう落書きがあった。
また日本で働きたいという気持ちも半分、
年齢も年齢だから仕事がないと諦める気持ちが半分。
彼らは何でも話してくれる。
釣りして、水浴びして、ジャングルの中を散歩して
あっという間に半日が過ぎてしまったよ。
ありがとね。
午後はキムラ語学センターで最後のミーティング。
お別れはツライのう。
みんなとお喋りしていたらあっという間に
飛行機出発の時間になっちゃった。
学校の前でイラセマとハグ。
ありがとなー。
これからも母として生徒として先生としてがんばれよー。
空港まではエリコさんが送ってくれた。
3年間慣れ親しんだパリンチンスの街ともお別れだ。
この日はガランチードのパレードがあるらしく
赤い軍団が大挙して道を占領していた。
空港では
カプリショーゾ(青組)の大人気歌手に会った。
エリコ先生は28日からの3日間ダンサーとして
ボイブンバに出演する。
こりゃ日本人としては快挙だ!
毎日3万5千人もの人の前で踊るんだぜ。
気持ちいいだろうな。
踊りも活動もがんばってちょうだい!
午後7時
44人乗りのプロペラ機はマナウスに向かって出発した。
さて、帰りの飛行機の中で
隣に座ったのは
アマゾンの素材を使った服をデザインしている
デザイナーのおばちゃんだった。
マナウスに帰ったら昼ごはんでも一緒に食べましょう!と
連絡先まで交換したのだが
わしゃアホみたいに忙しくなってしまったので断念。
ちょっと残念。
まあ、またどこぞで会えるだろう。
