10月最初の出張はアマゾナス州パリンチンスだ。
同じアマゾナス州といってもそこは陸の孤島。
飛行機では1時間かかるのだ。
ここでは青年ボランティアのエリコ先生が孤軍奮闘がんばっている。
今回の予定は、火曜日の夜出発
水曜日の午前3時間、夜3時間授業のサポート
木曜日も午前3時間、夜3時間授業のサポート
金曜日は授業が中止になってしまったのでよさこいソーランの練習に参加
土曜日は能力検定試験の対策授業をおこない、
生徒たちと昼食を一緒に作り、夜中の飛行機で帰る。というものだった。
パリンチンス。
毎回一筋縄ではいかんのだが…
まずは行きの飛行機が1時間遅れた。
泊まったホテルで汗を流そうと思ったら水シャワーのみでシャンプーなし。
(まあ、これはよくあることなのでまったくもってOKなのだが)
夜中に物凄い音とともに落雷。目が覚めた!!
これでPCの調子がおかしくなり、パニックになった。
(市の語学学校のPCクラスのカルロス先生がちょちょいのちょいで直してくれた)
など、着いて早々いろんなことがあったのだ。
「備え付けのシャンプーはないのかい?」とホテルのお姉ちゃんに聞くと
「ないのよ。
通りを出て右に曲がってもう一回右に曲がると
お店があるから売ってるよ!」と答えてくれた。サンクス!
朝7時、右に曲がって右に曲がって右に曲がって戻ってきた。
売ってないじゃーん。開いてないじゃーん。
しかも、シャンプー探しの散歩中
短時間でおそろしい数の知り合いにあったゾ。
(その中には定宿のお姉ちゃんもいた。すまぬ。)
今回、わしが選んだホテルは朝食が非常に美味しいと評判のところ。
ちょっと気分転換にいつものホテルと違うところに泊まってみたんだ。
ホテルに戻って「やってないじゃん!」と言うと
「やっぱりね。ちょっと早いもんね。」という答え。はよ言わんかい!
授業ではマナウスでちょっと前にやってウケた『うんじゃらげ』を
使って覚える曜日の授業や、水習字などいろいろ。
一時帰国中に撮りためた写真を使いながら異文化についてお話しもした。
被災地訪問の話や中学校での講演の話もしたよ。
工夫満載のエリコ先生の授業ともども
生徒みんなが楽しんでくれてめでたし。
来月は
英語クラス、スペイン語クラス、手話クラス、PCクラスも
巻き込んで、学校をあげてのイベントもあるので
それにむけての歌の練習も手伝えたし
いい活動になったんじゃないかな。
時間が経つのはあっという間だ。
授業の後は、昼も夜もご飯を食べながらの反省会。
イラセマ先生も交えて
今後の予定を組み立てていく。
パリンチンスは、今回の選挙で
日本語教育に理解のある候補者が落選してしまった。
今後、市からのサポートがどうなるのか
わからないという不安の中、
将来についてあれやこれやと話していると
これまた時間が鬼のように速く過ぎていく。
初日二日はあっという間に終了。
本来ならば、金曜日の夜に帰る予定だったんだが
生憎連休の初日で飛行機は満席だったので
土曜日に帰ることにした。
(木曜夜の便はSPに行って帰れるくらい高騰してたのだ…)
