すぴーちこんてすと。

http://toshimin.exblog.jp/17163956/

もう一つのBlog『VIVA! AMAZON!』も更新しましたー。

さあ、無事にスピーチコンテスト全国大会も終わっただよ。

とにかく出場者たちが主役なんだから
彼らが上手くスピーチできるようにするのが
開催地のつとめだとわしゃ思ったのだ。

そのためには一に集客。二に集客だよね。

即効でポスターを作り、チラシも600枚作って
各クラスで配ってもらった。(先生たちや事務所の皆さんが協力してくれたよ)
とはいえ、ここにはAdobeのイラストレーターもフォトショップもないから
ワードで超原始的なやつを作るしかないんだわ。
けして満足のいく出来ではないけど、ないよりいいでしょ。

通りに面した壁にも事務所のユキエさんにお願いして10枚ほど貼ってもらった。

Facebookでもイベントページを作成した。
非常に失礼で申し訳ないことなんだけど
わしのページにはブラジル人のお友達がたくさんいるので
ブラジル人の名前があればとにかく全員かたっぱしから招待した。

サンパウロの友人はともかく
ポルトベーリョやパリンチンス、ボアビスタなどの住民だったら
もしかしたらマナウス滞在中ってひともいるかもしれないなって思ったのよ。

一人でも多く来てほしかったからね。

そしたら浜松在住のブラジル人からメールが来た。
「トシミさん。見に行けません。ごめんなさい。」
いや謝らなきゃいかんのはこっちだ。

Facebookで『出席するよ』って答えた人の数110人ちょっと。
わし、この数字まるで信じてないんだわ。
前も震災についてのイベントをするっていったときに
200人以上の人たちが出席するって書いてたけど
実際に来たのは60人足らずだったもんね。でもまあそれでもいいと思ってる。
ボタンを押したときは『行くぜ』『行きたいぜ』って気持ちになってくれてたんだし
その瞬間はわしのことを思ってくれてたわけだからさ。

とはいえ、アニメやマンガ、Jポップにコスプレ以外の
アカデミックな話題中心のイベントには
若い生徒は興味を示さない…。
スピーチコンテストの全国大会を無料で見られるなんて
なかなかないチャンスなんだぜ!みんな!

先週末は、パリンチンスでも
まったく趣の異なるイベントがあった後で
土曜日の朝4時半に戻ってきたわけだが
11時からは恒例の勉強会もやったし
午後からはマナウス代表のジョイセさんとも最終練習を頑張った。

前の日記にも書いたけど
スピーチコンテストでは
審査員をする予定だったので
彼女との練習はほとんどできなかったんだけど
それでも、この1週間は時間があれば
空いている教室を使って練習に充ててきた。
出張中はうちのよめさんが
練習に付き合ってきた。
これは予定も決めてもらったりもしなきゃいかんという
大変な仕事だったので本当に感謝してる。
MCの先生との打ち合わせも深夜遅くまでやってくれたのだ。

全国大会のレベルは非常に高いと聞いていたので
正直賞を取るのは難しいにしても
ジョイセさんには、しっかり全部暗記してもらうことを目標にした。

彼女は短期間でやりきったよ!

やれることは全て!ホントに全てやりきった!

さあ、あとは日曜日の本番を残すのみだ。

と・こ・ろ・が・・・

土曜日の夜から天気が荒れ始めた。
アマゾン地域で荒れるってのは
相当ひどい状態だと思ってほしい。

通りの壁に貼ってもらったポスターは
強風と雨ですべてはがれて何一つ残ってなかったよ。

アマゾンのベテラン、旅行会社ATSの島さん曰く
「ちょっとこんなひどい天気は近年ないですね。」
ちゅうくらいの最悪の天気だったのだ。

スタッフ集合時間の朝8時。
つぎつぎに先生たちが準備に集まってくる。
みんなしっかり自分の仕事、やるべきことがわかっているので
会の進行は非常にスムーズにいった。

外は相変わらずの雷雨だが
お客さんも集まってきたよ。ほっと一安心!

すぴーちこんてすと。

サルバドールの男の子のスピーチから大会はスタートした。
さすが全国大会だけあってレベルが高い。
テーマもよく考えられているし
よく練習してきたことが伝わってくる。

そんな猛者たちの中でジョイセも健闘したと思う。

終わった後
「先生、いっぱい間違えてごめんなさい。すごく緊張しました。」って
言ってきた。謝ることなんぞなんもないよ。
この短期間でよくやったと思うし、
彼女との練習はとても楽しかったんだから。
「先生。早口で練習したりしたのホントに面白かったです。」
そーだろ。そーだろ。それでいいのだ。

全13名の熱のこもった発表が終わり
審査員が審議に入っている間に
客席を和ませるのがわしのこの日の使命だ。

すぴーちこんてすと。

松本ぼんぼんの法被に身を包み(戦闘服ともいう)
斎藤和義の『歩いてかえろう』からスタート。
ポルトガル語に翻訳したものを間奏中、ヨシアキ先生に朗読してもらった。

みんなが日本語勉強するのが大変なように
わしもポル語覚えるのは大変だと説明。

最初に覚えたポル語の歌はルアンサンタナでもミッシェルテロでもなく
横浜研修でビア先生に教えてもらったGATO(ネコ)の歌だ。

ポルトガル語で披露した後
日本語バージョンも披露した。

この日本語バージョンってのは
今年の一時帰国時、『アミザージハママツ』のスタッフと
福島の被災地を訪れた際に
車の中であみだした歌だ。
深夜ドライブの眠気を吹っ飛ばすために
みんなで大合唱したんだよ。それが役に立った。

♪ねこに石投げた。
でもねこは死ななかった。
シカおばさん、驚いた。
ねこの声がしました。
にゃーにゃー♪

思ったよりこれがウケタ。
言葉を覚えるには歌は便利なツールですよってことで
『かえるのうた』に突入。

歌詞カードは大きな字で
ベレンの川上シニアボランティアと
パリンチンスのエリコ先生が書いてくれた。

すぴーちこんてすと。

そのカードを客席に向けて
見せてくれたのはマイク先生とユリカ先生だ。

輪唱するために協力してくれたのは
さおり先生にウイリアム先生にチアゴ先生にルシラ先生という
若い4人の先生。

すぴーちこんてすと。

実はこの『かえるのうた』は
2年以上前に横浜の研修中、群馬の日伯学園での
模擬授業でみんなで披露したものだった。
浮かぶのは、あっちゃんの顔、うのえりの顔、モニカにファチマ、
しもまつさんに岡本さん、えりかちゃん。みんな元気かな?
企画制作期間2年半のときを経て
ついにやったぜ『かえるのうた』。(そんなたいしたもんじゃないか!)

↓群馬でかえるのうたをやったときの日記。
http://swampwater.hamazo.tv/e2418256.html

でもみんな喜んでいたからいいとしましょう!

最後は『幸せなら手を叩こう』でおしまい。

すぴーちこんてすと。

風河火山の太鼓の演奏も練習の甲斐あって素晴らしいものだったよ。

そして発表!

きれいな日本語賞:クリスチナ・ハルミ・ウエムラさん(スザノ)『大切な力』
表現・技術賞:カリナ・サユリ・ハナワ・コナガノさん(ベレン)『私の小さな日本語の歴史』
奨励賞:アナ・クラウジア・メイラ・デ・アモリンさん(サルバドール)『こどもの夢と親の理想』
総領事館特別賞:チアゴ・マナブ・キリュウさん(ポルトアレグレ)『弾力と国復興』

第3位:ジュリア・シルヴァ・ウエベルさん(ポルトアレグレ)『家族』
第2位:サトウ・リンコーン(マリンガ)『僕の心に響く日本語』
第1位:サンドロ・ジャジルソン・メンデス・デ・オリベイラ(サンパウロ)『侘寂』

でした!みなさんおめでとう!
入賞できなかった皆さんもいいスピーチありがとう!

すぴーちこんてすと。

マナウスは入賞を逃したけど
いい勉強がいろいろできたんじゃないかなあ。

来年のロンドリーナ大会を目指して
マナウスの先生も生徒も
作文作り、スピーチ作りに目覚めてくれるとうれしいな。

昼食後は、GEKIの練習に混ぜてもらった。
みんな若くて
みんないい。


さあ、今週はポルトベーリョに出張だ。

能力試験の対策も相変わらずのペースでやっておる。

がんばりませう!



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