『ジャングルをゆく④』

「これはトゥックンって言って服の繊維やひもなんかにするんだよ。」
なんて言っているうちに無事目的地の畑に到着。

「これがマンジョーカ芋の畑さ!」って言われたが
草ぼうぼうでジャングルとあんまり見分けがつかない。
まさに自然農法そのもの。肥料もなければ水もやらない。
雨季になれば勝手に雨が降って育ってくれるんだろう。
ブラジルでご飯やフェイジョアーダ(豆と肉の煮込み)にかけて食べる
ファリーニャやタピオカはこのマンジョーカ芋から作られる。
インディオの言葉では「キ」という。

アントニオがカーナという植物を切ってくれた。
これをちゅーちゅー吸うのだ。さとうきびみたいだな。
甘い汁が口の中にひろがる。

今度はエウジェニオさんが野生のパイナップルを採ってきてくれた。
美味い。美味すぎる。

女性部隊はマンジョーカ芋を引き抜きはじめた。
後で皮を剥きやすくするために
ナイフで切りこみを入れるのは11歳のアンデレイアの仕事だ。

「もうちょっとジャングルの中を案内するよ。」
休憩もそこそこにまたジャングル歩きが始まった。

今度はさらに道なき道をいく。
腐葉土がふかふかして時々足を取られるし
なによりアリに刺されるのが辛い。

アルマはインディオの言葉でゥハァグ。
この茎を裂いて、籠や様々な民芸品を作るという。

この木でもカヌーを作れるんだよと説明されたのは
ボッセオの大木。この大きな樹をくりぬいてカヌーが出来上がる。

カニソ(インディオの言葉ではウヘリアノ)は
魚釣りの釣り竿にするのだ。よくしなるし強度もある。
アントニオがその場であっという間に一本竿を作って見せた。

パッシューバの木は家の基礎を作るのに使う強い材質の木。
剥きだしになった根っこの部分に特徴がある。

しかしながら、足の疲れはピーク。
よめさんもよくがんばっているな。
でもみんな口数がだんだん少なくなってきてはいる。

◆マンジョーカ芋の畑で作業が始まった。
『ジャングルをゆく④』

◆カーナはサトウキビのように甘い。この茎を切ってかじりつく。
『ジャングルをゆく④』

◆この妙な植物の名前は不明。まるで日野日出志の漫画のようだ。
『ジャングルをゆく④』

◆カニソの木を使って釣り竿完成!
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◆パッシューバの幹はまるでエイリアンの足みたい。
『ジャングルをゆく④』


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