Toshimin's waz'up?　-としみんのBLOG-

今、わしは出張先のパリンチンスに向かうため、マナウスの空港にいる。
嗚呼、今日もTRIP社の飛行機は一時間遅れだ…。

TRIPで働いてる女の子とは最近知り合いになった。
なんでも日本で働いていた経験がある日系人ということで
その首筋には●●！と漢字でその子の名字が彫られている。
（なんでそんなことまで知ってるんだ！と突っ込まれそうなので
説明しておくとその子のFacebookページにそんな写真が載ってたってだけだ。）
TRIP社は、最近AZUL社に吸収された、社名が変わっても同じ。
先月の帰りの便は四時間遅れた。
四時間！
それだけあれば、どこかの国に行って帰ってこれちゃうじゃん。

さて、今日もあと一時間ほどあるのでこの時間を利用して
読書でもしようかと思ったが、嬉しいことがあったので書き留めておくことにしよう。

Facebookの話だ。

だいたいこのMIXIやらFacebookやらってのは
やり始めた当初は面白いんだが
そのうちいろんな波がやってくる。
ひとんちの芝がやたら青く見えたり、逆にやたら青く見られたりね。

顔色窺って返事書かなきゃいけない時もあるし、
勘違いされたり、気分が悪くなること書かれて凹むこともある。

それもまあ、人生の修行のひとつなのかなんて思う反面、
そりゃ人間だ。面倒くさいなあって思うことも多い。
しかしながら、面白いもんで
文章書かせたらなんとなくその人なりってもんがわかるんだな。
いい人間ウォッチングの場所でもある。

何？Facebookやってていやなことがあるー？
そんじゃあ、止めろって話だけどいいこともあるわさ。
こちとらアマゾンのジャングルの中で
わけのわからんポルトガル語使って生活しとるわけだ。
Blogには絶対書けん諸々もあるよね、やっぱり。
そんな時にさ、励みになる声をもらうとそりゃあ嬉しくなるよ。

で、話が飛んだ。嬉しいことを書く。

とはいえ、非常にマニアックでミーハーで
しかも記憶だけを頼りに書くので間違いもあるかもしらん。
（多分、どこが間違ってるか読んでいてわからんと思うが…）

じゃ、言うよ。

今日、わしはチャットしてしまったんだ！

この飛行機の待ち時間によう。
誰とかって？
GIRLのギタリストジェリーラフィーその人だ。

イギリスのバンドGIRLだよ。

何？知らない？じゃあいい。

GIRLと言えば、わしが中学時代に熱をあげていたバンドで
それはそれは日本でも人気があったもんだ。（1980年当時…）

GIRLはJAPANみたいなお化粧バンドだったんだけど
センスがよかったのよ。
たしかに演奏能力も歌もうーむ…ってところもある。
ただ、曲はよかった。（と思う…）
ファッションセンスもあった。（と思う…）

ロゴマークも最高にいかしてた。
KISSのロゴにWHITESNAKEのロゴ。
JUDAS PRIESTにUFOわしの教科書はバンドのロゴだらけだった。
GIRLのロゴは中でも抜群のカッコよさだったな。
授業中、何回落書きしたか。
今でも描けるぜー。自慢にならんぜー。勉強しろー。

GIRLは、現在、DEF LEPPARDで活躍しているフィルコリンや
LA GUNSのフィリップルイスが在籍していたことでも知られている。
ジェリーラフィーはそのバンドのギタリストで
けしてテクニシャンではないもののコンポーザーとして
バンドを支えていたのだよ。
ブロンドの髪にレスポールがよく似合うギタリストだ。

『熱狂せよ！呼応せよ！
血も凍らせる戦慄のもとに集結せよ！
時、まさにGIRL元年』

もうなにがなんだかわけがわからんこのレコードの帯叩き（宣伝文句）と
ラジオでやたら流れていた1stシングルの「Hollywood Tease」に魅せられ
わしゃ発売日、速攻でレコードショップに行ったね。
スカイロビン入野店。
自宅から近かったのは富塚店だったけど、なぜかGIRLの1stは入野で買ったんだ。

それから、聴いた聴いた。
当時中学生だったわしは、それこそ遊びを覚えたサルのように聴きまくった。
My NumberとHeartbreak Americaのところばかり聴いたので
そこだけレコードに傷がついてる。
ちょうどNHK-FMでは初来日の音源も流れてたねえ。
トラブルで発売が遅れることになった2ndからの曲に痺れたもんだ。
あーでも、特に気に入ってたのは
解散後ずいぶん経ってから発売された
幻の3枚目に収録されたWhite Prophetって曲だった。
Love Is A Gameっていうシングル盤もあったな。
ありゃEF Bandもカバーしてたラスバラードの曲だっけ？
You really Goy Meのシングルは輸入盤のみだった。
こちらの出来はイマイチ。
バッジもステッカーもトレーナーも何でも買ったなあ。

まあよい。そんなことはよい。
Facebookの向こうにいるのは
わしの永遠のアイドルジェリーラフィー様だ。
写真見たら、今ではすっかり禿げあがっていい親父になっておるが
わしの中ではブロンドの美少年のまま。信じないもんねー。

ちょっとだけ会話した。

「えーと。日本人のGIRLファンでございますー。大大大ファンでございます。
今はブラジルはアマゾンで日本語教師をしております。
あなたのレコード、CD、作品は殆ど持っております。
GIRLはもちろん、GIRLの後のSHEER GREEDにLONDON COWBOYS、
ソロももちろんありますー。」（もちろん英語だが気分は村西とおるでございます）

「ありがとう。アマゾンのジャングルの中で日本語を勉強する人がいるのかい？」

「ええ。戦前戦後に複雑な移民の歴史があるのでございます。」

みたいな…。

こんな飛行機の待ち時間なら楽しいなー。（完全にアホミーハー丸出しっす）

実は、わしのFacebookにはそんな人たちがたくさんいる。

例えば、Rik Fox。知ってる？
SINのベーシストだった人。
えーとSTEELERでイングヴェイといっしょにやってたベーシストだ。

SINといえば大学時代に浜松の田舎から出てきたばかりのわしは
聖地（！）新宿レコードで
林檎にヘビが巻きついてる絵が描かれたSINの
変形ピクチャーシングルOn The Runを購入して
狂喜乱舞したもんだ。
が、しかし…
当時、大学の音楽サークルには、基さんっていう凄いマニアックな先輩がいてのう。

「鶴田くん。君の持っているSINのレコードはヘビの目が赤か黒か？
俺は両方持っているよ。むはははははあ。」

と言われて、ぐうの音も出なかったことを覚えている。

そのSINのRik FoxともFacebookではチャットができる。
しかも、日本語で挨拶されたゾ。

STARZのリッチーラノー先生にマイケルリースミス師匠。
ANGELのパンキーメドウス御大にフランクディミノ様＆バリーブラント様。
フランク＆バリーは現役だ。現役といえばADAM BOMBもLONDONのナイジェルもいる。
STAKK ATTAKKという名盤を生み出した元Wrathchildのロッキーシェイズや
Girlschoolの現ギタリストジャッキーチェンバースはめっさ丁寧に返事してくれる。
シブいところではゲイリーホーイやリックサンタースもいるぞ。凄いなFacebook。

またそういうシブい海外アーティストのところにリクエストすると
必ず荒牧さんっていう大学時代の別の先輩が友達リストにいたりする…。

みんなわしにとってのヒーローなんだな。
人生を彩ってくれたグレイトなロッカーばかり。
有名無名は関係ありゃしません。
いいなって思ったもんを聞いてきただけだからねえ。

ちゅうわけで独り言終わり。
飛行機乗るぞよ。