フスカの友。

日記にもどる。

6月7日 

パリンチンス出張。
 
アマゾナス州立大学パリンチンス校の
カミロラモス教授(アマゾン高拓生研究の第一人者)と会食した。

彼は地学の教授なんだが、戦前にアマゾンに渡った高拓生の研究もしている。
なんでも、膨大な資料を所有しているという話だ。

初めてお会いしたのは1年半前のこと。
高拓生についての講演会の会場だった。
わしはそこで『高拓生の校歌』を突然歌うことになったのだが、
勢いでいろいろな別の歌も披露してしまった。
それからすっかり仲良くなったんだが、
ある日出張中にパリンチンスの空港で偶然再会したことがあった。
その時はマナウスの空港から自宅まで車で送ってくれたりもしたんだっけ。

ブラジル人ってのは心を開いたらとことんまでいく人種だ。
彼もFACEBOOKを通してメールを通して
「次にパリンチンスに出張するときは必ず連絡してくれよ!」って言ってくれてた。

今回はそれが叶って二人で食事をすることになったのだ。

フスカの友。

わしが作った移民学習のパワーポイントや帰国報告会で発表したフィルムを見て
大興奮した彼は、
「今から大学で授業があるから、一緒に来てくれ。自己紹介するだけでいいから。」
と言い出した。

その申し出を断るのもなんなので彼の自慢のフォルクスワーゲンに乗り込んだ。
わしも日本では10年間ビートルに乗っていた。
16万キロ走ったから、地球を4周したことになる。
ブラジルではビートルは「フスカ」と呼ばれ親しまれている。

フスカの友。

ここでは、日本ほどお洒落にビートルを乗りこなす人は少なく、
古い、遅い、安い、ぼろい、汚いという形容詞で語られることが多い。
カミロさんのビートルも正直あんまりきれいじゃなかった。
でも、久しぶりに聞いたエンジンのあのボボボボボボボって音が
懐かしくて嬉しくなっちゃった。

フスカの友。

UEA(アマゾナス州立大学)のキャンパスを横切り
教室に着くとすでに生徒たちがスタンバイしていた。
驚いたのは3~4人知った顔がいたこと。
みんな市内の語学センターで日本語の授業を受けていた子たちだ。
突然、わしが現れたからびっくりしたみたいだ。

日本語の挨拶もひらがなも覚えていてくれてたよ。

授業では、自己紹介を含め
日本語のしくみや日本の場所についてなど30分近くお話した。
なんとこの日の授業はそれだけで終わってしまった。
いいのかな?大学の授業がこんなんで。

夜はイラセマ先生&エリコ先生とミーティング。
明日は修了式だ!


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