12月29日。
とりあえず、初日は街の全景を知るために
ホテルの周りを歩くことにした。
朝8時。
フロントの女性に聞くと、この街の地図は存在しないとのこと。
代わりにめっちゃシンプルな地図を描いてくれた。
「4本目の角を曲がると朝日も夕陽も見ることができるポイントがあるのよ。」
言われた通りに行ったところは船がいっぱい並んでいる小さな港だった。
さらに先に進むと5本目の角は民家。
私有地のような原っぱを突き進むと一気に視界が開けた。
おお。これがサン・ガブリエル・ダ・カショエイラか!
素晴らしい景色だ。
もっと先に進むとプライヤ(浜辺)があるはずだ。
インディオ保護局であるFUNAIの横を通り
小高い丘を越える。
頂上にはカトリックの教会が建っている。
青と白の綺麗な田舎の教会だ。
河原の大きな岩で投網をしている若者がいた。
「魚は?」と聞くと
「だめだ。この時間はなんもとれねえ。」と答えた。
じゃあなんで投網やってるんだ?と思ったがまあいいや。
さらに歩を進め、ついに目的地の浜辺に到着した。
◆丘の上には白と青のカトリックの教会がある。
◆おりゃあ。
◆だめだ。なんもとれねえ。
◆浜辺が見えてきた。川辺の景色には見えない。
