「さあ、昼飯にするぞ!」と笑顔のアントニオが言う。
みんなで畑からイガラぺ(小川)まで歩いた。
ヴァニウデさんは頭に籠をひっかけて芋を運ぶ。
かなりの重量だと思うが手伝うこともできずに後をついていった。
そして昼飯。
マンジョーカ芋の粉をイガラぺで汲んだ水に溶かす。
「インディオのジュースだよ。」
あとは、川魚の塩漬け。トウガラシをつけて食べる。
これだけ。実にシンプルだ。
ファリーニャを水に浸したものは「シーベ」
トゥライーラ(ドエ)という魚の塩漬けは「モァト・サッキ」
唐辛子は「ビア」という。
昼ご飯は15分から20分程度。
「さあ、行こう。」とまた歩き始めた。
バカバの木の前でエウジェニオさんが止まった。
今からこの木に登り、上から実を落とすから
みんなで拾うようにとのこと。
木の皮を剥いで作ったストッパーを
両方の脚に巻き
首で山刀を押さえながら
凄まじい勢いで上っていく。
さすがインディオだ。はやいはやい。
あっという間に数十メートルはあるバカバヤシのてっぺんまで上りつめた。
枝ごと切り落とされた実をみんなで拾い集めて籠に入れる。
わしも手伝ったが
アンデレイアに実が若すぎるのは入れちゃだめだと注意された。
慣れないことはしないほうがよい。
さらに二本目のバカバヤシ。
途中まで順調に上っていたエウジェニオさんだが
不覚にも山刀を落としてしまった。
ここで活躍したのが11歳アンデレイア。
片手に山刀を持ち
おじいちゃんのところまであっという間に上っていった。
すごいな。口あんぐりで目は点になった。
籠にバカバの実を入れて
小屋のあるところまで歩いた。
時刻は12時を過ぎ、赤道の太陽が容赦なく照りつける。
余り移動しない方がいいのだろう。
この時間は休憩タイムだ。
◆どこからか蝶が飛んできて指に止まる。自然のアクセサリーだ。
◆かなりの重さのマンジョーカ芋を籠に入れて川まで運ぶ。
◆インディオのジュースと紹介されたものは川の水に芋の粉を溶かしたものだ。
◆メインディッシュは魚の塩漬けと香辛料。
◆ランチタイムです。
◆さあバカバの木にのぼるぞ!とエウジェニオさん。
◆誰かGIFアニメ作ってください。
